コーパスと近代日本語書き言葉の一人称代名詞の研究
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コーパスと近代日本語書き言葉の一人称代名詞の研究
勉誠出版, 2021.2
- タイトル読み
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コーパス ト キンダイ ニホンゴ カキコトバ ノ イチニンショウ ダイメイシ ノ ケンキュウ
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注記
課程博士学位論文「明治・大正期の日本語書き言葉における一人称代名詞の研究 : 近代雑誌コーパスを資料とした計量的分析」(東京大学, 2019年) に、書き下ろしの章を加え、加筆・修正したもの
令和2年度日本学術振興会科学研究費補助金「研究成果公開促進費」助成出版
参考文献・参考URL: p357-363
収録内容
- 序
- 近代雑誌コーパスの設計
- 一人称代名詞と使用場面属性の抽出・分類
- 言語量から見る近代雑誌コーパスの資料特性
- 『明六雑誌』の一人称代名詞
- 『東洋学芸雑誌』の一人称代名詞
- 『国民之友』の一人称代名詞
- 『太陽』の文語体書き言葉の一人称代名詞
- 明治・大正期の文語体書き言葉における一人称代名詞の通時的変化
- 『太陽』の口語体書き言葉の一人称代名詞
- 『太陽』の口語体会話文の一人称代名詞
- 女性雑誌の書き言葉の一人称代名詞
- 女性雑誌の口語体会話文の一人称代名詞
- 結
内容説明・目次
内容説明
コーパスの活用により浮かび上がる近代日本語史の知られざる側面。新漢語の発生や言文一致の進展に代表されるように、約六〇年という短期間に書き言葉が劇的に変化した明治・大正期。この時期には活版印刷技術の普及やマスメディアの発達により、膨大な量の書き言葉の資料が出版され流通した。本書では、そのような急激な変化を内包した資料群の縮図とも言える近代雑誌のコーパスを使用して、先行研究でほとんど扱われてこなかった明治・大正期の書き言葉における一人称代名詞の体系と通時的変化について分析・考察する。一人称代名詞という言語項目の研究そのものとともに、それを果たすために、著者自らも構築に携わった近代雑誌コーパスの設計・資料特性の研究も展開。
目次
- 序
- 1 本研究で使用したコーパスと研究方法(近代雑誌コーパスの設計;一人称代名詞と使用場面属性の抽出・分類;言語量から見る近代雑誌コーパスの資料特性)
- 2 近代書き言葉の一人称代名詞(『明六雑誌』の一人称代名詞;『東洋学芸雑誌』の一人称代名詞;『国民之友』の一人称代名詞;『太陽』の文語体書き言葉の一人称代名詞;明治・大正期の文語体書き言葉における一人称代名詞の通時的変化;『太陽』の口語体書き言葉の一人称代名詞)
- 3 近代話し言葉の一人称代名詞(『太陽』の口語体会話文の一人称代名詞)
- 4 女性雑誌の一人称代名詞(女性雑誌の書き言葉の一人称代名詞;女性雑誌の口語体会話文の一人称代名詞)
- 結
「BOOKデータベース」 より