在明の別残月抄 : 天下の孤本を新しい校訂本文で読み解く
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在明の別残月抄 : 天下の孤本を新しい校訂本文で読み解く
九州大学出版会, 2021.3
- タイトル別名
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在明の別残月抄 : 天下の孤本を新しい校訂本文で読み解く
- タイトル読み
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アリアケ ノ ワカレ ザンゲツショウ : テンカ ノ コホン オ アタラシイ コウテイ ホンブン デ ヨミトク
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注記
索引あり
収録内容
- 『在明の別』への誘い
- 作中和歌から何が見えるか
- 左大臣の恋
- 父と娘の旅路
- 右大将は誰に向けて和歌を詠んだか
- 死にゆくふたりを結びつける原点
- 巻一読解考
- 巻一本文校訂・読解考
- 巻二本文校訂・読解考
- 巻三本文校訂・読解考
- 巻三読解考
内容説明・目次
内容説明
『在明の別』は平安最末期に成った王朝物語の傑作である。藤原摂関家存亡の危機に際し、春日の神の加護のもと人間界に降誕したヒロインが、たった一人で男女二人分の役割を担い、見事に家の繁栄をもたらす奇想天外な物語は、天下の孤本でもあるため、解釈困難箇所満載の物語でもあった。本書は、文献学的方法を駆使して難解な物語本文を鮮やかに読み解き、ヴェールの向こうに朧げに見えていた物語世界を、くっきりと浮き上がらせる。
目次
- 『在明の別』への誘い—異性装と隠形の物語
- 前編 『在明の別』を読む(作中和歌から何が見えるか;左大臣の恋;父と娘の旅路;右大将は誰に向けて和歌を詠んだか;死にゆくふたりを結びつける原点)
- 後編 『在明の別』の本文校訂と読解(巻一読解考—「この君はかりかにこもり給て」を中心に;巻一本文校訂・読解考;巻二本文校訂・読解考;巻三本文校訂・読解考;巻三読解考—中宮出産の場面を中心に)
「BOOKデータベース」 より