遺伝子 : 親密なる人類史
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遺伝子 : 親密なる人類史
(ハヤカワ文庫, NF571,
早川書房, 2021.3
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The gene : an intimate history
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イデンシ : シンミツ ナル ジンルイシ
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監修: 仲野徹
Description and Table of Contents
Description
19世紀後半にメンデルが発見した遺伝の法則とダーウィンの進化論が出会ったとき、遺伝学は歩み始めた。ナチス・ドイツが優生思想のもと行なった民族浄化という負の遺産を背負いながら、ワトソンとクリニックによるDNA二重らせん構造の発見を経て、遺伝学は生命科学そのものを変貌させてゆく。『がん—4000年の歴史—』でピュリッツァー賞に輝いた医師が、自らの家系に潜む精神疾患の悲劇を織り交ぜて語る遺伝子全史。
Table of Contents
- 第1部 「遺伝学といういまだ存在しない科学」—遺伝子の発見と再発見(一八六五〜一九三五)(壁に囲まれた庭;「謎の中の謎」;「とても広い空白」;「彼が愛した花」;「メンデルとかいう人」;優生学;「痴愚は三代でたくさんだ」)
- 第2部 「部分の総和の中には部分しかない」—遺伝のメカニズムを解読する(一九三〇〜一九七〇)(「分割できないもの」;真実と統合;形質転換;生きるに値しない命;「愚かな分子」;「重要な生物学的物体は対になっている」;「あのいまいましい、とらえどころのない紅はこべ」;調節、複製、組み換え;遺伝子から発生へ)
- 第3部 「遺伝学者の夢」—遺伝子の解読とクローニング(一九七〇〜二〇〇一)(「乗り換え」;新しい音楽;浜辺のアインシュタインたち;「クローニングか、死か」)
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