現代中国と日本文学の翻訳 : テクストと社会の相互形成史
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現代中国と日本文学の翻訳 : テクストと社会の相互形成史
青弓社, 2021.2
- タイトル読み
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ゲンダイ チュウゴク ト ニホン ブンガク ノ ホンヤク : テクスト ト シャカイ ノ ソウゴ ケイセイシ
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注記
2010年に東京大学大学院総合文化研究科に提出した博士論文「<誤訳>のなかの真理 : 現代中国における日本現代文学翻訳に関する一考察」に加筆・修正を施したもの
内容説明・目次
内容説明
日本文学は戦後の中国でどう翻訳されて、人々にどのように受容されてきたのか。『天平の甍』や『ノルウェイの森』、推理小説などの翻訳・舞台化・映画化に光を当てて、現代中国の変容との関係を分析する。中国社会の底流にある日本文学の水脈をたどり、歴史を作り出す翻訳のダイナミズムに迫る。
目次
- 新たな翻訳研究に向けて
- 第1部 翻訳の歴史と歴史の“翻訳”(日中関係史のなかの『天平の甍』;運動としての演劇)
- 第2部 文芸・推理・法治(「推理小説」の点と線;「法治化」と日本映画ブーム;「法制文学」の誕生と変容)
- 第3部 世界はあなたたちのもの、またわたしたちのもの(『ノルウェイの森』と文学生産体制の転換;『ノルウェイの森』の翻訳と受容;「誤訳」のなかの真理)
- “翻訳”による「脱階級化」と「再政治化」
「BOOKデータベース」 より