書誌事項

毛沢東時代の政治運動と民衆の日常

鄭浩瀾, 中兼和津次編著

(慶應義塾大学東アジア研究所叢書)

慶應義塾大学出版会, 2021.3

タイトル読み

モウ タクトウ ジダイ ノ セイジ ウンドウ ト ミンシュウ ノ ニチジョウ

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注記

毛沢東時代、繰り返し展開されてきた政治運動に対して、民衆はどのように考え、対応したのか。日記などの一次資料から民衆の生の声を集め、今日につながる当時の基層社会の底流を探る。

収録内容

  • 序章 / 鄭浩瀾著
  • 毛沢東時代の中国農村における「疑似安定化」仮説について / 中兼和津次著
  • 人民公社における農民の働き方と暮らし : 高校卒業までの個人的体験を中心に / 厳善平著
  • 食糧不足を生き抜く : 飢饉期における農民の行動 / 劉詩古著 ; 金牧功大訳
  • 都市に暮らす労働者の私的生活世界と社会主義的秩序 / 小嶋華津子著
  • 建国初期における療養事業の展開と労働者の日常 / 島田美和著
  • 重慶の青年Lの半生 : 労働教養分子になるまで / 泉谷陽子著
  • 建国初期の大学における政治運動の展開と学生の日常 / 鄭浩瀾著
  • 思想改造運動における若者の内面世界 : ある大学生の二面的自画像 / 張楽天著 ; 有澤雄毅訳
  • 「進学」をめぐる同床異夢:1949-57年 : 中国の中等学校における政治教育と政治運動 / 大澤肇著
  • 宗教から見た1950年代の中国 : 対プロテスタント政策と教会の反応を事例に / 田島英一著
  • 基督教三自革新運動の展開と教徒たちの反応 / 上野正弥著
  • 民間教派への入信と脱会 : Y廠の信者たち / 山下一夫著

内容説明・目次

内容説明

毛沢東時代、繰り返し展開されてきた政治運動に対して、民衆はどのように考え、どのように対応したのか?日記などのさまざまな一次資料を使って民衆の生の声を集め、今日につながる当時の基層社会の底流を探る。

目次

  • 第1部 農村社会「疑似安定化」と農民の日常(毛沢東時代の中国農村における「疑似安定化」仮説について;人民公社における農民の働き方と暮らし—高校卒業までの個人的体験を中心;食料不足を生き抜く—飢饉期における農民の行動)
  • 第2部 社会主義的秩序の構築と労働者の日常(都市に暮らす労働者の私的生活世界と社会主義的秩序;建国初期における療養事業の展開と労働者の日常;重慶の青年Lの半生—労働教養分子になるまで)
  • 第3部 政治運動、学校教育と学生の日常(建国初期の大学における政治運動の展開と学生の日常;思想改造運動における若者の内面世界—ある大学生の二面的自画像;「進学」をめぐる同床異夢:1949‐57年—中国の中等学校における政治教育と政治運動)
  • 第4部 政治運動、宗教組織と信者の日常(宗教から見た1950年代の中国—対プロテスタント政策と教会の反応を事例に;基督教三自革新運動の展開と教徒たちの反応;民間教派への入信と脱会—Y廠の信者たち)

「BOOKデータベース」 より

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