世界を物語として生きるために

書誌事項

世界を物語として生きるために

さやわか著

青土社, 2021.3

タイトル読み

セカイ オ モノガタリ トシテ イキル タメ ニ

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収録内容

  • 八匹目の終わりと始まり
  • そしてメンテは続く
  • 「現場」の「現在」
  • ペインキラーは要らない
  • 年表を生きる者 : 永野護は何を表現しているのか?
  • 日常系の世界を推理する : 米澤穂信と歴史的遠近法のダイナミクス
  • 世界を物語として生きるために
  • ポケットの中の(はてしない)図鑑
  • 寓話とアニメーションの間で : 映画『鉄コン筋クリート』はなぜ分かりやすいのか
  • 「かわいい世界」は可能なのか
  • 終わっている"萌え"の時代と、続く日常について
  • 「-ism」の変節と平成の断面について
  • 対話の不成立、またはソニックブームが画面を越えること
  • 宇多田ヒカルのカップヌードル : 世界に到達する言葉
  • 答えは人生を変えない
  • ボタンの原理とゲームの倫理
  • 身体に悪い蒸気の文化
  • ぼくたちはいつかすべて忘れてしまう : 『君の名は。』と『シン・ゴジラ』について
  • 不機嫌な登場人物による解題

内容説明・目次

内容説明

わたしたちは物語の中しか生きられない。マンガ、アニメ、ゲーム、音楽、動画配信サービス…わたしたちをとりかこむ多種多様なコンテンツを「物語」として読み解き、そのからくりを縦横無尽に解き明かす。現実のたしかさがゆらぎ、誰もが物語のなかを生きる時代を描出する、ジャンルレスかつ鮮やかな批評集。

目次

  • 終わり/始まり 八匹目の終わりと始まり
  • 1 時間/空間 「物語」と経験(そしてメンテは続く;「現場」の「現在」;ペインキラーは要らない;年表を生きる者—永野護は何を表現しているのか?;日常系の世界を推理する—米澤穂信と歴史的遠近法のダイナミクス)
  • 2 意味/記号 「物語」とからくり(世界を物語として生きるために;ポケットの中の(はてしない)図鑑;寓話とアニメーションの間で 映画『鉄コン筋クリート』はなぜ分かりやすいのか;「かわいい世界」は可能なのか;終わっている“萌え”の時代と、続く日常について;「‐ism」の変節と平成の断面について)
  • 3 接続/断絶 「物語」とコミュニケーション(対話の不成立、またはソニックブームが画面を越えること;宇多田ヒカルのカップヌードル 世界に到達する言葉;答えは人生を変えない;ボタンの原理とゲームの倫理;身体に悪い蒸気の文化;ぼくたちはいつかすべて忘れてしまう—『君の名は。』と『シン・ゴジラ』について)
  • 始まり/終わり 不機嫌な登場人物による解題

「BOOKデータベース」 より

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