日本語複文構文の機能論的研究

書誌事項

日本語複文構文の機能論的研究

田中寛著

(ひつじ研究叢書, 言語編 ; 第177巻)

ひつじ書房, 2021.2

タイトル別名

A functional study of Japanese complex sentence constructions

タイトル読み

ニホンゴ フクブン コウブン ノ キノウロンテキ ケンキュウ

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注記

あとがきに「本書の刊行にあたって大東文化大学特別研究費出版助成金を受けることができた」とあり

参考文献: p389-401

収録内容

  • 複文構文とその内包する言語事象
  • 限定的評価判断表現の諸相
  • 「ある」の後置詞化と状況の指示的特性
  • 形式化のすすんだ動詞テ形接続辞の類型的研究
  • 条件性と状況・事態、観察、把握
  • ナラ条件構文の特殊用法について
  • 複合辞からみた条件構文の周辺
  • 特殊否定条件構文とその発話意図
  • 状況・推移をあらわす「ナカ」の含意性
  • ヴォイスの中核とその周辺
  • 名詞述語文の発話意図をめぐって
  • 比較、対比をあらわす副詞・副詞節と発話意図
  • 事態の対比と併存の表現をめぐって
  • 列挙、例示、無条件の意味構造
  • 文展開における付加・累加表現の諸相
  • 文の通念と含意について
  • 日本語の反復・並列形式と強調の類型

内容説明・目次

目次

  • 複文構文とその内包する言語事象—機能論的研究の立場から
  • 1 動詞接続辞の展開的機能をめぐって(限定的評価判断表現の諸相—「‐だけに」、「‐だけあって」とその周辺;「ある」の後置詞化と状況の指示的特性—「‐とあって」と「‐にあって」の意味と用法;形式化のすすんだ動詞テ形接続辞の類型的研究 「‐をみすえて」などの用法を例に)
  • 2 条件構文における主観性をめぐって(条件性と状況・事態、観察、把握—ト条件構文の事象性、伝達性を中心に;ナラ条件構文の特殊用法について—“前提”と“確認”の意味の交渉;複合辞からみた条件構文の周辺 「‐だけで」、「‐しだい(で)」などを例に;特殊否定条件構文とその発話意図 「‐ないことには」などを例に)
  • 3 展開構文における発話意図をめぐって(状況・推移をあらわす「ナカ」の含意性—事態情報の導入的機能を中心に;ヴォイスの中核とその周辺—文展開にかかわる情意性の観点から;名詞述語文の発話意図をめぐって 時の“特化”をあらわす類型を中心に)
  • 4 比較、並列構文における意味的な拡張(比較、対比をあらわす副詞・副詞節と発話意図—「まして」、「‐どころか」などを例に;事態の対比と併存の表現をめぐって—“比較”と“特立”を中心に;列挙、例示、無条件の意味構造 「‐であれ」、「‐といい」などを例に;文展開における付加・累加表現の諸相 「‐はもとより」、「‐はおろか」などを例に)
  • 補論(文の通念と含意について—文の認識と認定をめぐる覚書;日本語の反復・並列形式と強調の類型—語彙的反復と構文的反復の観点から)

「BOOKデータベース」 より

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