16・17世紀の数学的音楽理論 : 音楽の数量化と感性的判断をめぐって
著者
書誌事項
16・17世紀の数学的音楽理論 : 音楽の数量化と感性的判断をめぐって
晃洋書房, 2021.3
- タイトル別名
-
16・17世紀の数学的音楽理論 : 音楽の数量化と感性的判断をめぐって
- タイトル読み
-
16・17セイキ ノ スウガクテキ オンガク リロン : オンガク ノ スウリョウカ ト カンセイテキ ハンダン オ メグッテ
大学図書館所蔵 件 / 全62件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
引用文献: p[259]-270
内容説明・目次
内容説明
古代以来、西洋音楽理論史の中で数学は中核的な役割を果たしてきた。本書では、自然観に大きな変革が生じた16・17世紀を中心に、音楽と数学の関係の展開を追いつつ、音楽を聴く主体の感性的判断の位置づけを分析。知性・理性の対象だった音楽が、感覚・感性の対象と見なされていく過程を精緻に読み解く。
目次
- 序論 数学的音楽理論とはなにか
- 第1章 ザルリーノにおける数学的音楽理論の伝統と言葉の音楽的表現
- 第2章 ザルリーノの数学的音楽理論における幾何学の役割
- 第3章 ヴィンチェンツォ・ガリレイのザルリーノ批判
- 第4章 ケプラーにおける協和音の問題
- 第5章 デカルトの音楽論における協和音の「完全性」と快
- 第6章 協和音の機械論的規定—ガリレオにおける物理学的音楽観
- 第7章 魂の計算による感覚的認識—ピエートロ・メンゴリの音程知覚論
- 第8章 「実践」された数学的音楽理論—トマス・サモンの純正律ヴァイオル
- 結論
「BOOKデータベース」 より