東日本大震災の教訓 : 復興におけるネットワークとガバナンスの意義

書誌事項

東日本大震災の教訓 : 復興におけるネットワークとガバナンスの意義

D. P. アルドリッチ著 ; 飯塚明子, 石田祐訳

ミネルヴァ書房, 2021.3

タイトル別名

Black wave : how networks and governance shaped Japan's 3/11 disasters

Black waves

Minerva shobo librairie

タイトル読み

ヒガシニホン ダイシンサイ ノ キョウクン : フッコウ ニオケル ネットワーク ト ガバナンス ノ イギ

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注記

標題紙裏の原タイトル表記は「Black waves」となっている

原著 (The University of Chicago, c2019) の翻訳

参考文献: p239-265

内容説明・目次

内容説明

「なぜ、災害からの生存率ならびに被災地の復興過程・スピードが地域により異なるのか」。本書は東日本大震災を事例として、この疑問を政治学・社会学の領域から明らかにしたものである。個人・市町村・県といった対象ごとに岩手県・宮城県・福島県で行ったインタビューによる質的調査とデータを用いた量的分析を基に、生存率・復興過程の地域格差を分析。また日本だけでなく、アメリカ・中国・インド・ハイチ等の国レベルでの災害復興対策についても考察。地域コミュニティにおける今後の災害の備えや、市町村・県および国レベルでネットワーク・ガバナンスを高めるための施策を考える上で、多くの示唆が得られる一冊。

目次

  • 第1章 東日本を襲った3重災害
  • 第2章 被災者個人レベルの分析—近隣住民同士の助け合い
  • 第3章 市町村レベルの分析—支援を呼び込む垂直方向のつながり
  • 第4章 県レベルの分析—復旧成果の明暗を分けたネットワークの力
  • 第5章 国家レベルの分析—日本政府のガバナンスに見られた変化
  • 第6章 国家間の比較による分析—国民の生死を分ける政府の対応
  • 第7章 信頼関係の構築と連携の強化

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

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