周縁に目を凝らす : マイノリティの言語・記憶・生の実践
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周縁に目を凝らす : マイノリティの言語・記憶・生の実践
(広島市立大学国際学部叢書, 11)
彩流社, 2021.3
- タイトル別名
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マイノリティの言語記憶生の実践
- タイトル読み
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シュウエン ニ メ オ コラス : マイノリティ ノ ゲンゴ・キオク・セイ ノ ジッセン
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注記
文献あり
収録内容
- 世界の中心から周縁へ : 南部エチオピア牧畜民ボラナの近現代史を素描する / 田川玄 [著]
- シングルマザーの貧困と社会保障 : 日本とフランスを比較する / 高橋博美 [著]
- 日本語母語話者から見た中国手話 : その概要、手話から見た中国語学習 / 飯島典子 [著]
- 単数形の「ロシア」から複数形の「ユーラシア」へ : 一九三〇年代前半のN・S・トルベツコイの民族観とユーラシア主義の展開について / 斎藤祥平 [著]
- 紛争後の多民族社会における複数言語主義の揺らぎ : 北マケドニア共和国における言語使用法をめぐって / 大庭千恵子 [著]
- 信仰と郷土愛に生きた詩人ブレイモール : フランス・ブルターニュ地方の民族主義運動を背景に / 大場静枝 [著]
- 「ブール文学」は存在するか? : 新しい可能性としての文学 / 下境真由美 [著]
- マイノリティの〈アラブ〉 : 多文化・多言語の郷土 (ワタン) としてのパレスチナ / 田浪亜央江 [著]
- 地図の余白から : 記憶の交差路としての広島へ / 柿木伸之 [著]
- ハラスメントとフェミニズム・交差性・歴史認識 : エッセー / ウルリケ・ヴェール [著]
- 「黒い雨」未認定被爆者カテゴリーの構築 : 原爆医療法制定とその改正過程を中心に / 向井均, 湯浅正恵 [著]
- SDGs時代のマイノリティへ : パンドラの箱を開いた人類のゆくえ / 吉田晴彦 [著]
内容説明・目次
内容説明
パンデミックのような災厄でもっとも深刻な影響を受けるのは“マイノリティ”であるが、国民国家を単位とする国際社会のなかでこそ、彼らは周縁に追いやられている。…そうした時代に先だつテキストを通じ、多様な可能性の存在を想起すること、フィールドに赴き周縁の記憶を聴き取ること、現代国家による“マイノリティ”の線引きによる諸問題を資料から読み解くこと。多様なディシプリンや対象地域から、“マイノリティ”が生きる世界の周縁に目を凝らし、その生きざまを、自らを照らし出すものとして考察する。
目次
- 第1部 周縁における生の実践(世界の中心から周縁へ—南部エチオピア牧畜民ボラナの近現代史を素描する;シングルマザーの貧困と社会保障—日本とフランスを比較する;日本語母語話者から見た中国手話—その概要、手話から見た中国語学習)
- 第2部 複数の言語/空間をめぐる試作(単数形の「ロシア」から複数形の「ユーラシア」へ—一九三〇年代前半のN・S・トルベツコイの民族観とユーラシア主義の展開について;紛争後の多民族社会における複数言語主義の揺らぎ—北マケドニア共和国における言語使用法をめぐって)
- 第3部 周縁からの言葉の創造—フランスから(信仰と郷土愛に生きた詩人ブレイモール—フランス・ブルターニュ地方の民族主義運動を背景に;「ブール文学」は存在するか?—新しい可能性としての文学)
- 第4部 周縁の記憶から現在を問う—パレスチナと広島(マイノリティの“アラブ”—多文化・多言語の郷土としてのパレスチナ;地図の余白から—記憶の交差路としての広島へ)
- 第5部 周縁からの正義を求めて(エッセー ハラスメントとフェミニズム・交差性・歴史認識;黒い雨 未認定被爆者カテゴリーの構築—原爆医療法制定とその改正過程を中心に;SDGs時代のマイノリティへ—パンドラの箱を開いた人類のゆくえ)
「BOOKデータベース」 より