「自然」という幻想 : 多自然ガーデニングによる新しい自然保護

書誌事項

「自然」という幻想 : 多自然ガーデニングによる新しい自然保護

エマ・マリス著 ; 岸由二, 小宮繁訳

(草思社文庫)

草思社, 2021.4

タイトル別名

Rambunctious garden

自然という幻想

タイトル読み

「シゼン」 ト イウ ゲンソウ : タシゼン ガーデニング ニ ヨル アタラシイ シゼン ホゴ

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注記

参考文献: p359-372

内容説明・目次

内容説明

自然を「元来の姿」に戻そうとしてきた自然保護活動。外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去…。しかし、それで本当に、地球の自然が守れるのか?著者は「手つかずの自然こそ至高、自然を元の姿に戻すべき」というこの価値観が、じつはアメリカでつくり出された「カルト」であり、科学的にも、費用対効果からも、実現不可能な幻想であると、世界各地の実例から示していく。自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判し、自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。

目次

  • 第1章 自然を「もとの姿に戻す」ことは可能か
  • 第2章 「手つかずの自然」を崇拝する文化の来歴
  • 第3章 「原始の森」という幻想
  • 第4章 再野生化で自然を増やせ
  • 第5章 温暖化による生物の移動を手伝う
  • 第6章 外来種を好きになる
  • 第7章 外来種の交じった生態系の利点
  • 第8章 生態系の回復か、設計か?
  • 第9章 どこでだって自然保護はできる
  • 第10章 自然保護はこれから何をめざせばいいか

「BOOKデータベース」 より

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