初期欧州統合1945-1963 : 国際貿易秩序と「6か国のヨーロッパ」

著者

    • 能勢, 和宏 ノセ, カズヒロ

書誌事項

初期欧州統合1945-1963 : 国際貿易秩序と「6か国のヨーロッパ」

能勢和宏著

(プリミエコレクション, 112)

京都大学学術出版会, 2021.3

タイトル読み

ショキ オウシュウ トウゴウ 1945 1963 : コクサイ ボウエキ チツジョ ト 6カコク ノ ヨーロッパ

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注記

仏独伊ベネルクスの6か国が組織した共同体が、戦後ヨーロッパ統合の核となっていく過程を考察。6か国が関税同盟の設立を通じて、非加盟国に関税上の差別を課すような、特別な協力関係を構築した事実にも着目する。

文献:p479〜499

内容説明・目次

内容説明

揺籃期の欧州連合の成立過程を解明する。1951年、仏・西独・伊とベネルクス3国の「6か国」による欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が成立、貿易の自由化が推し進められる。欧州連合(EU)に拡大するまでの紆余曲折を膨大な文書から跡づける。

目次

  • 序章
  • 第1章 戦後国際秩序の再建から超国家的統合「プラン」の発表へ(1945‐1952)
  • 第2章 対外関係から見るECSC(1950‐1956)
  • 第3章 国際関係の中でのEECの設立(1956‐1958)—6か国、17か国、GATTでの交渉
  • 第4章 「加速」の決定と6か国の関税同盟化(1959‐1960)
  • 第5章 ギリシャ・トルコとの「連合」の成立(1959‐1963)
  • 終章 EU中心史観を超えて

「BOOKデータベース」 より

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