路地と世界 : 世界文学論から読む中上健次
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路地と世界 : 世界文学論から読む中上健次
松籟社, 2021.3
- タイトル読み
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ロジ ト セカイ : セカイ ブンガクロン カラ ヨム ナカガミ ケンジ
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注記
博士論文 (東京大学) を元にしたもの
引用文献一覧: p435-444
内容説明・目次
内容説明
今世紀に入ってから、欧米を中心に盛んになっている世界文学論。そこでの重要な論点は、不思議にも、1992年に物故した作家・中上健次の問題意識と共鳴する。近年の世界文学論の知見を援用しながら、中上作品読解に新たな地平をひらく意欲的論考。
目次
- 序章 中上健次と「世界文学」
- 第1章 「岬」ならびに『枯木灘』再訪—私的空間としての路地
- 第2章 中期作品群の深まり—路地と脱国民国家
- 第3章 『地の果て 至上の時』の「再」出発—路地と資本主義
- 第4章 『日輪の翼』と『讃歌』の展開—路地と「世界‐文学」
- 終章 『異族』の限界と可能性—路地から世界へ
「BOOKデータベース」 より