芸術家と医師たちの世紀末ウィーン : 美術と精神医学の交差

書誌事項

芸術家と医師たちの世紀末ウィーン : 美術と精神医学の交差

古川真宏 [著]

みすず書房, 2021.3

タイトル別名

芸術家と医師たちの世紀末ウィーン : 美術と精神医学の交差

タイトル読み

ゲイジュツカ ト イシ タチ ノ セイキマツ ウィーン : ビジュツ ト セイシン イガク ノ コウサ

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注記

博士論文 『世紀末ウィーンにおける芸術と精神医学』 (2019年度, 京都大学) に加筆・修正を施したもの

刊行に際し令和2年度京都大学総長裁量経費人文・社会系若手研究者出版助成

文献一覧: 巻末pix-xxvii

内容説明・目次

内容説明

クリムトの女性像とヒステリーの身体表象、ロースの無装飾とセクシュアリティ、ココシュカの人形絵画と投影…作品と精神医学の影響関係を跡づける清新な論考。気鋭の美学研究者が西洋美術史における“モデルネ”の分析に挑む、清新な世紀末ウィーン論。

目次

  • 第1部 身体と空間(クリムト的女性像—ヒステリー的ファム・ファタルと神経衰弱的ファム・フラジール;世紀末ウィーンのホワイト・キューブ—分離派館とプルカースドルフ・サナトリウム)
  • 第2部 様式と装飾—「退廃」と「進化」(浮薄なる様式—スタイルとしてのモード;装飾とセクシュアリティ—分離派とアドルフ・ロースの装飾観)
  • 第3部 トラウマとトラウム(肖像としての人形—オスカー・ココシュカのアルマ人形をめぐる一考察;アルフレート・クービンにおける夢と記憶—一九〇九年から一九三〇年代の作品と言説を中心に)

「BOOKデータベース」 より

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