災禍をめぐる「記憶」と「語り」
著者
書誌事項
災禍をめぐる「記憶」と「語り」
ナカニシヤ出版, 2021.3
- タイトル別名
-
災禍をめぐる記憶と語り
- タイトル読み
-
サイカ オ メグル キオク ト カタリ
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注記
参考文献: 各章末
収録内容
- 「語られること」と「語られないこと」の間 / 標葉隆馬著
- 阪神・淡路大震災の「記憶」を伝える / 渥美公秀著
- 3がつ11にちをわすれないために / 甲斐賢治著
- 災禍のパブリック・ヒストリーの災禍 / 菅豊著
- 被害と加害のあいだ / 八木絵香著
- 私記・宮城での歴史資料保全活動二〇年 / 佐藤大介著
- 津波で失われた浜の古絵図から紡ぎ出された記憶 / 俵木悟著
- 災禍と「日常の記録」 / 及川祥平著
- 被災地で無形民俗文化財にカメラを向ける / 遠藤協著
- メディアは「災禍」をどう語ろうとするのか / 桶田敦著
- 災禍の語りを枠づけ、神話化するメディア作用 / 田中幹人著
内容説明・目次
内容説明
公的な記録からこぼれ落ちていく、災禍をめぐる経験や感情、思考。それらを社会にとどめ、記憶を継承していくにはどうすればいいのか。
目次
- 「語られること」と「語られないこと」の間
- 阪神・淡路大震災の「記憶」を伝える
- 3がつ11にちをわすれないために—コミュニティ・アーカイブの取り組み
- 災禍のパブリック・ヒストリーの災禍—東日本大震災・原子力災害伝承館の「語りの制限」事件から考える「共有された権限(shared authority)」
- 被害と加害のあいだ—対話の可能性と記憶の共創
- 私記・宮城での歴史資料保全活動二〇年—古文書を通じた地域との交流、そこでの「3・11」から考えたこと
- 津波で失われた浜の古絵図から紡ぎ出された記憶
- 災禍と「日常の記録」—宮城県気仙沼市旧小泉村での調査から
- 被災地で無形民俗文化財にカメラを向ける—岩手県・映画『廻り神楽』の制作から
- メディアは「災禍」をどう語ろうとするのか—災害報道のこれまで
- 災禍の語りを枠づけ、神話化するメディア作用—「放射能汚染地図」と「フクシマ50」の事例から
「BOOKデータベース」 より