理不尽な進化 : 遺伝子と運のあいだ
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理不尽な進化 : 遺伝子と運のあいだ
(ちくま文庫, [よ31-1])
筑摩書房, 2021.4
増補新版
- タイトル読み
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リフジンナ シンカ : イデンシ ト ウン ノ アイダ
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注記
朝日出版社2014年刊に加筆修正, 増補し文庫化
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献: pxii-xxxvi
内容説明・目次
内容説明
生物種の99.9パーセントが絶滅する。生物の歴史はずいぶんと「理不尽」な遍歴をたどってきた。本書は、絶滅という観点から生物の歴史を眺め、俗説が人びとを魅了する構造を理解することで、進化論の本当のおもしろさを読者に差し出す。アートとサイエンスを全方位的に見渡し、かつ両者をあざやかにむすぶ、現代の名著がついに文庫化。
目次
- 序章 進化論の時代(進化論的世界像—進化論という万能酸;みんな何処へ行った?—種は冷たい土の中に;絶滅の相の下に—敗者の生命史;用語について—若干の注意点)
- 第1章 絶滅のシナリオ(絶滅率九九・九パーセント;遺伝子か運か;絶滅の類型学;理不尽な絶滅の重要性)
- 第2章 適者生存とはなにか(誤解を理解する;模範解答と哲学的困惑;お守りとしての進化論;ダーウィン革命とはなんだったか)
- 第3章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるか(素人の誤解から専門家の紛糾へ;グールドの適応主義批判—なぜなぜ物語はいらない;ドーキンスの反論—なぜなぜ物語こそ必要だ;デネットの追い討ち—むしろそれ以外になにが?;論争の判定)
- 終章 理不尽にたいする態度(グールドの地獄めぐり;歴史の独立宣言;説明と理解;理不尽にたいする態度;私たちの「人間」をどうするか)
- 文庫版付録 パンとゲシュタポ
「BOOKデータベース」 より