「趣味に生きる」の文化論 : シリアスレジャーから考える
著者
書誌事項
「趣味に生きる」の文化論 : シリアスレジャーから考える
ナカニシヤ出版, 2021.4
- タイトル別名
-
趣味に生きるの文化論 : シリアスレジャーから考える
- タイトル読み
-
シュミ ニ イキル ノ ブンカロン : シリアス レジャー カラ カンガエル
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注記
引用・参考文献: 各章末
収録内容
- プレコロナの世界で / 宮入恭平
- 本書の基本的な視点 / 杉山昂平
- 趣味の大衆化 : テイストとホビーの境界線 / 神野由紀
- アマチュア : 「稽古(事)」と「たしなみ」 / 歌川光一
- シリアスレジャーとしてのボランティア : 余暇か労働か / 桜井政成
- 余暇・レジャー・趣味・レクリエーションを巡ることばの世界 / 薗田碩哉
- 趣味と放送 : シリアスレジャーとして始まったCATV / 飯田豊
- ランニングの専門志向化とトレイルランニングへのキャリア / 二宮浩彰
- より良い生き心地を求めるLGBTのシリアスレジャー / 板津木綿子
- 日々、料理を探求することのさしすせそと料理のレジャー化 / 山中雅大
- 夢追いバンドマンにとって音楽活動は趣味なのか、仕事なのか / 野村駿
- それでも舞台に立てる理由 : まじめに遊ぶための人間関係と規則 / 高橋かおり
- 「アイドル、はじめました。」 : アイドルは仕事なのか、趣味なのか / 上岡磨奈
- 趣味する消費の果てに : 趣味の街、秋葉原が生み出した「美少女萌え」文化 / 須藤廣
- SNSが築く弱い趣味縁の面白さ / 杉山昂平
- メディアが可能にする趣味実践 : 「学習」と「観戦」におけるメディアの利用 / 執行治平
- 「趣味」としての部活動 : 学校教育が醸成する発表会的心性 / 宮入恭平
- 書道パフォーマンスで変容する書道部 / 三浦倫正
- 日系人の「日本語で歌う文化」 : シリアスレジャーでつながるマイノリティ / 早稲田みな子
- 「地域 (まち) を取り戻す」という遊び : スポーツを通じた観光まちづくりを事例に / 遠藤英樹
- 政策的に「活用」される自由時間 : シリアスレジャーのあやうさ / 青野桃子
- 中国の広場ダンス : ブームとなる社会的要因とその展開 / 劉潤
- ロバート・ステビンスへのインタビュー / 下山田翔
- ポストコロナの世界へ / 宮入恭平
内容説明・目次
内容説明
なぜ人は趣味をほどほどに、あるいは真剣に続けるのか?趣味として自分の好きなことに打ち込む人びとや、彼・彼女らを取り囲む趣味環境に注目し、趣味に生きる文化のあり方やそこでの葛藤を描きだす。
目次
- 本書の基本的な視点
- 1 日本におけるシリアスレジャーの意味(趣味の大衆化—テイストとホビーの境界線;アマチュア—「稽古(事)」と「たしなみ」;シリアスレジャーとしてのボランティア—余暇か労働か)
- 2 シリアスレジャーに打ち込む人びと(趣味と放送—シリアスレジャーとして始まったCATV;ランニングの専門志向化とトレイルランニングへのキャリア;より良い生き心地を求めるLGBTのシリアスレジャー;夢追いバンドマンにとって音楽活動は趣味なのか,仕事なのか;それでも舞台に立てる理由:まじめに遊ぶための人間関係と規則;「アイドル,はじめました。」:アイドルは仕事なのか,趣味なのか)
- 3 シリアスレジャーに打ち込む環境(SNSが築く弱い趣味縁の面白さ;メディアが可能にする趣味実践—「学習」と「観戦」におけるメディアの利用;「趣味」としての部活動—学校教育が醸成する発表会的心性;日系人の「日本語で歌う文化」:シリアスレジャーでつながるマイノリティ;「地域を取り戻す」という遊び:スポーツを通じた観光まちづくりを事例に;政策的に「活用」される自由時間:シリアスレジャーのあやうさ)
- Appendix ロバート・ステビンスへのインタビュー
「BOOKデータベース」 より