エジプトの「国語教育」 : アラブ人の歴史とアラビア語文学史

書誌事項

エジプトの「国語教育」 : アラブ人の歴史とアラビア語文学史

平寛多朗著

風響社, 2021.2

タイトル別名

アラビア語文学史から見る二〇世紀のエジプトにおけるナショナリズム

エジプトの「国語」教育 : アラブ人の歴史とアラビア語文学史

エジプトの国語教育 : アラブ人の歴史とアラビア語文学史

タイトル読み

エジプト ノ「コクゴ キョウイク」 : アラブジン ノ レキシ ト アラビアゴ ブンガクシ

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注記

博士論文「アラビア語文学史から見るニ〇世紀のエジプトにおけるナショナリズム」(東京外国語大学, 2017年提出) に加筆修正したもの

参考文献: p207-218

年表: p220-226

内容説明・目次

内容説明

「アラビア語を話す全ての人はアラブ人である」。領土、アラブ人、そしてイスラーム。これら三つのアイデンティティー濃度を持ち、それぞれへの帰属意識の交錯の中に生きるエジプト人。本書は、教科書にみる言説や歴史から、フスハー(正則アラビア語)を国語とする意味を問い、ナショナリズムとは何かを再考する。

目次

  • 序章(二〇世紀前半のエジプト;エジプトとナショナリズム;本書の目的)
  • 第1章 アラビア語とナショナリズム(フスハーとアーンミーヤ;パンイスラーム主義とアラビア語;アラブナショナリズムとアラビア語;領土的ナショナリズムとアラビア語)
  • 第2章 一九二九年度の教科書とナショナリズム(一九二九年度の教科書とアラブ;一九二九年度の教科書とイスラーム的言説;一九二九年度の教科書とエジプト)
  • 第3章 アラブ連合共和国時代における教科書のアラビア語文学史(アラビア語文学史とイスラーム;アラブ人的気質と反植民地主義;アラブ世界の中心としてのエジプト)
  • 第4章 研究者の編む文学史(カウミーヤとナショナリズム;研究者におけるカウムの見方;領土的ナショナリズムにおけるアラブ意識)
  • 第5章 ヨルダンにおける文学史(ヨルダンの歴史;ヨルダンの近代アラビア語文学史におけるカウム;ヨルダンの近代アラビア語文学史における二つのナショナリズムの包含関係)

「BOOKデータベース」 より

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