軍隊と地域 : 郷土部隊と民衆意識のゆくえ
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軍隊と地域 : 郷土部隊と民衆意識のゆくえ
(岩波現代文庫, 学術 ; 436)
岩波書店, 2021.4
増補
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増補軍隊と地域
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グンタイ ト チイキ : キョウド ブタイ ト ミンシュウ イシキ ノ ユクエ
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Note
2001年に青木書店より刊行された底本の岩波現代文庫への収録に際し、補章を加えて副題を追加したもの
Description and Table of Contents
Description
師団誘致、軍事演習、用地の強制接収、そして動員…近代日本の地域社会は軍隊・戦争をいかに受容したのか。一八八〇年代から敗戦までの静岡を舞台に、矛盾を孕みながらも地域に根づいていった軍が、やがては民衆生活を寸断・破壊していく過程を克明に描き出す。戦争研究・軍事研究に画期をなした名著、待望の文庫化。研究史の中に原著を位置付けた補章を加える。
Table of Contents
- 第1章 徴兵制と地域(地域に根づきはじめた軍隊と民衆の反応;本格的対外戦争の経験と“静岡連隊”の設置)
- 第2章 日露戦争と地域社会(静岡歩兵第三十四連隊の出動と戦争協力態勢の組織化;戦争反対論と講和反対運動;日露戦争後の軍拡)
- 第3章 総力戦時代とデモクラシー状況下の軍隊と地域(第一次世界大戦と静岡俘虜収容所;デモクラシー状況下の軍と民衆;震災出動と山東出兵)
- 第4章 十五年戦争下の地域部隊(満州事変の衝撃;富士裾野演習場協定の改定;二度目の在「満」警備;日中全面戦争と「郷土部隊」の出動;アジア太平洋戦争下の「郷土部隊」;軍用地の拡大と軍隊増設)
- 補章 『増補軍隊と地域』に寄せて(徴兵制軍隊のある社会—戦前と戦後の決定的差異;「軍隊と地域」の「と」に込めたもの;狙い・方法・対象;郷土部隊の形成と地域概念;『軍隊と地域』後)
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