病いと薬のコスモロジー : ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌

書誌事項

病いと薬のコスモロジー : ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌

長岡慶著

春風社, 2021.3

タイトル別名

病いと薬のコスモロジー : ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学憑依妖術の民族誌

タイトル読み

ヤマイ ト クスリ ノ コスモロジー : ヒマーラヤ トウブ タワン ニオケル チベット イガク ヒョウイ ヨウジュツ ノ ミンゾクシ

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注記

博士論文「現代ヒマーラヤ世界におけるチベット医学の制度化と病気治療 : インド北東部タワンの暮らしと病いの民族誌」(京都大学, 2019年提出) をもとに大幅に加筆・修正したもの

主要参考文献: 巻末piv-xv

内容説明・目次

内容説明

二〇世紀後半からチベット医学は、専門資格化や薬の大量生産といった制度化が進んだが、そこでの医療実践は「伝統/近代」や「制度的医療/土着医療」のように断片化しているのではなく、それぞれの実践が部分的に重なり合い、医療・身体・環境が複雑に絡まり合っている。伝統治療者、薬師、僧、村人、薬草、制度、神霊、インフラ。様々な人とモノが協働するなか、ヒマーラヤ東部のタワンの人々が経験する体の節々の痛み、胃炎、毒盛りや神霊による祟りといった病いと、そこであらわれている不確かで複数的な身体を、気鋭の人類学者がフィールドワークをもとに丹念に描く。

目次

  • 第1部 チベット医学の開発(チベット医学の制度化とアムチ;チベット薬の標準化とタワンの人々)
  • 第2部 ナツァの病いとチベット医学の実践(タワンの暮らしとナツァの治療;チベット医学の診療実践)
  • 第3部 神霊と妖術における病いと薬(神霊ルーによる病いと開発;憑依と宗教薬;毒盛りの妖術と民間薬)

「BOOKデータベース」 より

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