書誌事項

『倫敦塔』論集 : 漱石のみた風景

鳥井正晴, 宮薗美佳, 古浦修子編

(近代文学研究叢刊, 70)

和泉書院, 2021.3

タイトル別名

倫敦塔論集 : 漱石のみた風景

タイトル読み

ロンドントウ ロンシュウ : ソウセキ ノ ミタ フウケイ

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注記

『倫敦塔』研究文献目録: p487-545

収録内容

  • 「『倫敦塔』の言語現象」特徴的な言語現象と「御殿場の兎」 : 虚構を可能にしたもの / 木村澄子 [著]
  • 帝国と観光 : 「反語」としての「倫敦塔」/ 松下浩幸 [著]
  • 夏目漱石「倫敦塔」論 : 観光「すること」からの離陸 / 宮薗美佳 [著]
  • 「余」の紡いだ〈英国〉 : 夏目漱石「倫敦塔」論 / 木谷真紀子 [著]
  • 「倫敦塔」再考 : 「余の空想」は誰のものか / 廣橋香文 [著]
  • 『倫敦塔』の時間と空間 : 「過去」への眼差しを視座として / 古浦修子 [著]
  • 「倫敦塔」への道 : 「帝国文学」という発表の場から / 長島裕子 [著]
  • 「倫敦塔」をめぐる書簡 / 長島裕子 [著]
  • 『倫敦塔』論の前提 : 倫敦塔評釈 / 鳥井正晴 [著]
  • 『倫敦塔』研究史 / 仲秀和 [著]
  • ウォルター・スコットの明治と漱石 / 野網摩利子 [著]

内容説明・目次

内容説明

極上ワインのように、醸成され尽くした最高位の『倫敦塔』論7編を収録。掲載紙「帝國文學」のこと、『倫敦塔』をめぐる漱石自身の12通の「書簡」のこと、長大精密な「評釈」「研究史」「研究文献目録」を収録する。漱石研究の醍醐味を堪能。研究論文もまた愉しい!解説の「鼎談」も熱い!読んで「面白い」、「長いと感じない」、「お買い得」の一冊。作品そのものが読みたくなること、必定の文章群。特別寄稿も1本収録。漱石の天才に、驚愕・乾杯。

目次

  • 1 『倫敦塔』論(「『倫敦塔』の言語現象」特徴的な言語現象と「御殿場の兎」—虚構を可能にしたもの;帝国と観光—「反語」としての「倫敦塔」;夏目漱石「倫敦塔」論—観光「すること」からの離陸;「余」の紡いだ〈英国〉—夏目漱石「倫敦塔」論;「倫敦塔」再考—「余の空想」は誰のものか;『倫敦塔』の時間と空間—「過去」への眼差しを視座として;「倫敦塔」への道—「帝国文学」という発表の場から;「帝國文學」第拾壹卷第壹影印(抜粋);「倫敦塔」をめぐる書簡)
  • 2 研究史を踏まえて(『倫敦塔』論の前提—倫敦塔評釈;『倫敦塔』研究史;『倫敦塔』研究文献目録)
  • 3 特別寄稿(ウォルター・スコットの明治と漱石)
  • 4 机上鼎談—編集のこと・論評(編集のこと;『倫敦塔』論;研究史を踏まえて)
  • 5 『『漱石作品』論集 風景シリーズ』始末記

「BOOKデータベース」 より

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