書誌事項

野生性と人類の論理 : ポスト・ドメスティケーションを捉える4つの思考

卯田宗平編

東京大学出版会, 2021.4

タイトル別名

Wildness and human logic : four approaches to post-domestication

野生性と人類の論理 : ポストドメスティケーションを捉える4つの思考

タイトル読み

ヤセイセイ ト ジンルイ ノ ロンリ : ポスト・ドメスティケーション オ トラエル 4ツ ノ シコウ

注記

参考文献: 各章末

執筆者の梅崎昌裕の「崎」は「たつさき」の置き換え

収録内容
  • ポスト・ドメスティケーションという思考 : 鵜飼研究からの展開 / 卯田宗平 [執筆]
  • 野生を飼いならすことの難しさ : インドネシア西ジャワ州におけるコピルアク生産の事例から / 須田一弘 [執筆]
  • あえてドメスティケートしない野育という関係性 : ミツバチ養蜂戦略の違いから野生性を考える / 竹川大介 [執筆]
  • 博物館の展示場で生き物文化を考える : ミツバチと人の関係から / 池谷和信 [執筆]
  • アンチ・ドメスティケーションとしての「野生」 : 双主体モデルで読み解くバカ・ピグミーとヤマノイモの関係 / 安岡宏和 [執筆]
  • 慣れと狩りの「心の理論」 : 鷹狩りにおける関係性の構築と葛藤 / 竹川大介, 南香菜子 [執筆]
  • 駆け引きすることの有効性 : 九州の狩猟犬の事例から / 藤村美穂 [執筆]
  • スイギュウの「再ドメスティケーション」 : フィリピンのカラバオの乳用化とポリティカルな力学 / 辻貴志 [執筆]
  • リバランスの論理 : 育てたウミウがみせる個性と鵜匠たちによる介入の事例から / 卯田宗平 [執筆]
  • 立地条件の克服と養殖技術の開発 : 「半天然アユ」の誕生とニーズ / 井村博宣 [執筆]
  • 食用ドジョウの過去・現在・未来 : 水田環境の悪化が招いた品種改良の進展 / 中島淳 [執筆]
  • つくられた野生 : エノキタケ栽培がたどった道 / 齋藤暖生 [執筆]
  • 人為と人工のあいだの家畜動物 : イベリコブタに求められる自然を考える / 野林厚志 [執筆]
  • イヌのドメスティケーションをニューギニア・シンギング・ドッグから考えてみる / 小谷真吾 [執筆]
  • 意図せざるドメスティケーション : 人類と細菌のかかわりを手がかりに / 梅崎昌裕 [執筆]
  • ドメスティケーションの実験場としての水田 : 水田植物の採集と栽培の事例から / 小坂康之, 古橋牧子 [執筆]
  • 農耕空間と親和的な「野生」植物のドメスティケーション : タケと東南アジアの焼畑 / 広田勲 [執筆]
  • ドメスティケーションの背景としての民俗自然誌的技術 : 生業技術の文明論序説 / 篠原徹 [執筆]
  • いま、野生性を問うことの意義 : 成果と展望 / 卯田宗平 [執筆]
内容説明・目次

目次

  • ポスト・ドメスティケーションという思考—鵜飼研究からの展開
  • 第1部 野生に向かう力の利用
  • 第2部 野生性と扱いやすさのバランス調整
  • 第3部 ドメスティケート後の改変
  • 第4部 意図しないドメスティケーション
  • いま、野生性を問うことの意義—成果と展望

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ