感染症文学論序説 : 文豪たちはいかに書いたか
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書誌事項
感染症文学論序説 : 文豪たちはいかに書いたか
河出書房新社, 2021.5
- タイトル別名
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感染症文学論序説 : 文豪たちはいかに書いたか
- タイトル読み
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カンセンショウ ブンガクロン ジョセツ : ブンゴウ タチ ワ イカニ カイタカ
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注記
参考文献: p189-194
収録内容
- 芥川が思い出したコレラ小説 : 尾崎紅葉『青葡萄』
- おとなりの子は賽の河原で石を積んでいる : 小泉八雲「コレラ流行期に」
- 子規がとったソーシャルディスタンス : 「消息」と『病牀六尺』
- 兵站病院で死を覚悟する田山花袋 : 『第二軍従征日記』の中の腸チフス
- たてまえにすぎない交通遮断 : 夏目漱石『吾輩は猫である』および書簡と疱瘡・ペスト・赤痢
- 信仰と医療の狭間で : 森鷗外「金毘羅」と百日咳
- 病と臨死体験 : 柳田国男『遠野物語』の中の腸チフス
- 不愉快な顔をした病人の家 : 石川啄木『一握の砂』および日記と結核
- 日本人の便宜主義に抗して : 与謝野晶子「感冒の床から」とスペイン風邪
- 過敏な人とそうでない人と… : 志賀直哉「流行感冒」の中のスペイン風邪
- 付ける・付けないの人間心理 : 菊池寛「マスク」
- 業病と奇蹟 : 芥川龍之介「南京の基督」と梅毒
- 感染の絶望 : 内田百間「疱瘡神」「虎列剌」
- 噂・風俗・妙薬 : 長谷川時雨『旧聞日本橋』の中のコレラ
- 微笑する「僕」 : 小島信夫「微笑」と小児麻痺
内容説明・目次
内容説明
コレラ、結核、腸チフス、赤痢、ペスト、疱瘡、百日咳、スペイン風邪、梅毒…。たびたび感染症に見舞われてきた近代日本。“いま”を考えるためのリアルな史料として読み直す—。もうひとつの近代文学史。
目次
- 芥川が思い出したコレラ小説—尾崎紅葉『青葡萄』
- おとなりの子は賽の河原で石を積んでいる—小泉八雲「コレラ流行期に」
- 子規がとったソーシャルディスタンス—「消息」と『病牀六尺』
- 兵站病院で死を覚悟する田山花袋—『第二軍従征日記』の中の腸チフス
- たてまえにすぎない交通遮断—夏目漱石『吾輩は猫である』および書簡と疱瘡・ペスト・赤痢
- 信仰と医療の狭間で—森鴎外「金毘羅」と百日咳
- 病と臨死体験—柳田国男『遠野物語』の中の腸チフス
- 不愉快な顔をした病人の家—石川啄木『一握の砂』および日記と結核
- 日本人の便宜主義に抗して—与謝野晶子「感冒の床から」とスペイン風邪
- 過敏な人とそうでない人と…—志賀直哉「流行感冒」の中のスペイン風邪
- 付ける・付けないの人間心理—菊池寛「マスク」
- 業病と奇蹟—芥川龍之介「南京の基督」と梅毒
- 感染の絶望—内田百〓「疱瘡神」「虎列刺」
- 噂・風俗・妙薬—長谷川時雨『旧聞日本橋』の中のコレラ
- 微笑する「僕」—小島信夫「微笑」と小児麻痺
「BOOKデータベース」 より