ベトナム : ドイモイと権力

書誌事項

ベトナム : ドイモイと権力

フイ・ドゥック著 ; 中野亜里訳

めこん, 2021.5

タイトル別名

Bên thắng cuộc

ベトナム : 勝利の裏側

タイトル読み

ベトナム : ドイモイ ト ケンリョク

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注記

2013年に2巻本として出版された原著『Bên thắng cuộc (勝利した側)』の(II)の訳書. (I)は『ベトナム : 勝利の裏側』(2015年刊)

参考文献: p[565]-572

年表: p[582]-586

索引: p[587]-599

内容説明・目次

内容説明

ホー・チ・ミン主席は、独立宣言の直後に、「たとえ国家が独立しても、民が幸福で自由でなければ、独立にも何ら意味はない」と記している。ホー・チ・ミンの視野の広さを否定することはできない。主席がこの声明を出した時には、人類はまだインターネットを持たず、世界はまだグローバル化の時代を迎えていなかった。多くの国の人々にとって、民族独立は限りなく神聖なものだった。そのホー・チ・ミン主席が設立し、指導したベトナム共産党の政策形成の基盤が、イデオロギーではなく人民の自由と幸福だったならば、人々はプロレタリア独裁も、土地改革も、資本家階級の改造も、『ニャンヴァン・ザイファム』への弾圧も経験することはなく、民族や家族の中の無数の衝突を見ることもなかっただろう。

目次

  • 第1部 グエン・ヴァン・リンの足跡(束縛からの解放;多元化を求めて;リンとキェットの隔たり;ヴォー・グエン・ザップ将軍)
  • 第2部 3人の指導者(市場経済;三権分立を認めず;三人分権;第8回党大会;レ・カー・フィオウと3人の顧問;社会主義志向;次世代の指導部;戦闘と交渉)

「BOOKデータベース」 より

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