ネット企業はなぜ免責されるのか : 言論の自由と通信品位法230条
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ネット企業はなぜ免責されるのか : 言論の自由と通信品位法230条
みすず書房, 2021.6
- タイトル別名
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The twenty‐six words that created the internet
ネット企業はなぜ免責されるのか : 言論の自由と通信品位法230条
- タイトル読み
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ネット キギョウ ワ ナゼ メンセキ サレル ノカ : ゲンロン ノ ジユウ ト ツウシン ヒンイ ホウ 230ジョウ
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注記
監修: 長島光一
原著 (Cornell University Press, 2019)
参考文献: p399
内容説明・目次
内容説明
1996年に米国で成立した通信品位法230条は、起草段階では、匿名掲示板の主に性的な品位を欠いた投稿に対して、プロバイダー企業、プラットフォーム企業による自主規制を促すための法律だった。しかし、1997年にケネス・ゼラン対アメリカ・オンライン訴訟の判決が出ると、風向きが変わる。ユーザーの「言論の自由」を侵害しないために、企業側はむしろ投稿の監視を怠っているほうが責任を問われない、という判例ができてしまったのだ。匿名の誹謗中傷、性的人身取引の窓口、テロリストの募集…。通信品位法230条は成立から20年以上にわたり、多くの被害者が生まれる場を提供している企業を守り、育ててきた。ネット社会の礎となった法の起草から転換点となった裁判、法解釈の変遷までを克明に描く歴史物語。
目次
- 第1部 二三〇条の誕生(エレアザル・スミスの書店;プロディジーの例外;クリスとロンのランチ)
- 第2部 二三〇条の興隆(ご注文はケンまで;ヒムラーの孫娘とベイジョー星の少女;フラワーチャイルドと一兆ドル産業;アメリカ例外主義)
- 第3部 二三〇条のほころび(無法地帯?;二三〇条を突き崩せ)
- 第4部 二三〇条の未来(サラ対ダーティー・アーミー;殺せ、殺せ、殺せ;モデレーションの動向;例外中の例外)
「BOOKデータベース」 より