金子光晴を旅する
著者
書誌事項
金子光晴を旅する
(中公文庫, [か-18-16])
中央公論新社, 2021.6
- タイトル別名
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金子光晴を旅する
- タイトル読み
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カネコ ミツハル オ タビスル
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注記
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
僕が旅立ちたいわけは、だがあんまり災難が多いからだ—上海、マレー半島、インドネシア、パリ。『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』等に綴られた、詩人と妻の四年に及ぶ計画も希望もない放浪の旅を、ふたりへのインタビュー、その旅に魅せられた21人のエッセイで辿る。単行本未収録作品多数。
目次
- 1 金子光晴、旅を語る(不穏な漂泊者—聞き手・開高健;人生五十年、あとは急降下—対談者・寺山修司)
- 2 金子光晴の周辺 森三千代(聞き手・松本亮)(戦友だなんて、そんな…;ジャワでの話;パリへ;パリでの話;『こがね蟲』のあと;“放浪”のあとさき;徴兵断わりのこと;両親のことなど)
- 3 金子光晴と私(『マレー蘭印紀行』『詩人』『新雑事秘辛』(松本亮);『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』(秋山清);光晴夫妻と巴里での出逢い(永瀬義郎);金子光晴の「時間」(阿部良雄);あくび(茨木のり子);金子光晴について(吉本隆明);悪友金子光晴と私(中西悟堂);詩の蘇生に向かう放浪のヴェクトル(清岡卓行);「生きている」流浪者の眼(窪田般彌);怪物が死んだ(草野心平);地獄の見世物としてのパリ(田村隆一))
- 4 金子光晴を旅する(螢の樹(奥本大三郎);空白の海を越えて(小林紀晴);金子光晴と森三千代を知らない(島尾伸三);金子光晴(福田和也);暇と求婚(角田光代);「自由な関係」を探しに(山崎ナオコーラ);私がいちばん読み返した本(高野秀行);旅の混沌(沢木耕太郎))
「BOOKデータベース」 より