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土左日記表現摘記

半沢幹一著

笠間書院, 2021.6

タイトル別名

土左日記 : 表現摘記

土佐日記表現摘記

タイトル読み

トサ ニッキ ヒョウゲン テッキ

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注記

共立女子大学総合文化研究所より二〇二一年度出版助成を受けたもの

引用文献一覧 (注釈書・影印本・辞書の類は除く): p316-317

内容説明・目次

内容説明

『土左日記』は、いかにして和文散文の創始になりえたのか?紀貫之が目指したのは、それまで誰も挑んだことのない、日本語による散文を書くことだった。それは、漢文でも物語でもない、読まれるためだけの、私的な文章だった。しかし、そのような文章を書き上げるのは当然のように困難を極めた。貫之は、さまざまな表現方法を取り入れるブリコラージュをいとわなかった。日記の形をとることも、女に仮託したように見せることも…。本著が表現の痕跡から浮き彫りにするのは、まさにその苦闘のプロセスである。

目次

  • 第1章 冒頭表現
  • 第2章 構成表現
  • 第3章 引用表現
  • 第4章 文頭表現
  • 第5章 文末表現
  • 第6章 主語表現
  • 第7章 指示表現
  • 第8章 会話表現
  • 第9章 和歌表現
  • 第10章 対比表現

「BOOKデータベース」 より

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