妻と娘の唐宋時代 : 史料に語らせよう
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妻と娘の唐宋時代 : 史料に語らせよう
(東方選書, 55)
東方書店, 2021.7
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ツマ ト ムスメ ノ トウ ソウ ジダイ : シリョウ ニ カタラセヨウ
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参考文献: 各章末
研究ガイド : コメントをつけて: p265-274
Contents of Works
- 働く女たち
- 女が三度も結婚するとは!
- 無能な夫を持つ妻は……
- 「酢を飲む」妻と恐妻家
- 女親分もいた
- 娘たちに遺産はいらない?
- 唐宋時代は何人家族?
Description and Table of Contents
Description
「男耕女績(織)」といわれるが、女性も農作業や商売に従事していたし、一家を支え、地方豪民の親分になることだってあった。恐妻家エピソードは笑い話ではなく、嫉妬を武器にみずからの地位を守ろうとする妻の真剣な抵抗ではなかったか。統計ではない史料から抽出した家族規模からはどんなことがわかるだろう。歴史のなかで、名前やときには存在すら見えなくなっている女性の姿をどうとらえ、実像にせまっていくのか。史料の選択と扱い方を唐代、宋代の妻と娘の生き方を例に示す女性史・社会史研究入門書。先行研究ガイドつき。
Table of Contents
- 1章 女が三度も結婚するとは!—南宋の裁判記録から
- 2章 無能な夫を持つ妻は…—『袁氏世範』の女性観
- 3章 「酢を飲む」妻と恐妻家—唐宋時代の「小説」史料から
- 4章 女親分もいた—南宋豪民の実態
- 5章 娘たちに遺産はいらない?—女性に関わる「法」と現実
- 終章 唐宋時代は何人家族?—史料から数値を読み取る
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