江戸・明治百姓たちの山争い裁判
著者
書誌事項
江戸・明治百姓たちの山争い裁判
(草思社文庫, [わ2-2])
草思社, 2021.8
- タイトル別名
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江戸明治百姓たちの山争い裁判
百姓たちの山争い裁判 : 江戸・明治
- タイトル読み
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エド・メイジ ヒャクショウ タチ ノ ヤマアラソイ サイバン
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注記
参考文献: p292-294
2017年刊の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
江戸時代の百姓たちにとって、食料、田畑の肥料、燃料、建材などの山から得られる資源の確保は、死活問題だった。山は近隣の村々で共同利用されることが多かったが、山のどこまでが自村の領域かをめぐって村々はしばしば対立し、領主や幕府にしきりに訴訟を起こした。時を経て明治を迎えると、政府の近代化政策により村々は村境画定を迫られ、山争いはいっそう加熱してゆく。—山をめぐる熾烈な争いと相互協力への努力を、当事者の肉声を記した史料から克明に描く。
目次
- 序章 江戸時代の山と村
- 第1章 室町・戦国・江戸・明治—日本人は山とどう付き合ってきたか 全国各地の事例より
- 第2章 江戸後期、信濃国—百姓同士の山争いを、武士がバックアップ 松代藩領村々vs.幕府領村々
- 第3章 幕末、出羽国—東北の村の山争いは、江戸でも進行していた 山口村名主、幕府に決死の嘆願
- 第4章 明治維新で山争いはどう変わったか 山形県 山口村vs.田麦野村、二十数年の死闘
- 終章 争いを経て守られた林野
「BOOKデータベース」 より