分断のニッポン史 : ありえたかもしれない敗戦後論

書誌事項

分断のニッポン史 : ありえたかもしれない敗戦後論

赤上裕幸著

(中公新書ラクレ, 737)

中央公論新社, 2021.8

タイトル読み

ブンダン ノ ニッポンシ : アリエタ カモ シレナイ ハイセンゴロン

内容説明・目次

内容説明

災害、感染症、格差…いま各所で「分断」が叫ばれる。だが歴史を遡ると、敗戦直後には国が分割される恐れが実際にあり、分断統治や架空戦記を描いた小説・マンガが人気を博してきた。欧米ではこうした「歴史のif=反実仮想」の歴史学は重要な研究として認知されてきたが、本書は国内の研究では数少ない試みである。さらに震災等による列島分断を描いた未来小説も検証。最悪のシナリオを描いた作品群から、危機克服のヒントを学ぶ。

目次

  • 序章 「仮想戦後」を考える
  • 第1章 終戦—日本のターニングポイント
  • 第2章 東西冷戦下の仮想地図
  • 第3章 ポスト冷戦期の「分断後論」
  • 第4章 共産化する「仮想未来」
  • 第5章 独立国家論
  • 終章 「分断」を抱きしめて

「BOOKデータベース」 より

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