郊外の記憶 : 文学とともに東京の縁を歩く

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郊外の記憶 : 文学とともに東京の縁を歩く

鈴木智之著

青弓社, 2021.9

タイトル読み

コウガイ ノ キオク : ブンガク ト トモニ トウキョウ ノ フチ オ アルク

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内容説明・目次

内容説明

多和田葉子や三浦しをん、北村薫たちが東京の郊外を舞台に描く小説を読み、その町を実際に訪れ、ありふれた風景のなかを一人でゆっくり歩く—。この実践を繰り返すことで、郊外に眠る戦争の残痕や失われた伝統、開発の記憶、人々の生活史をよみがえらせ、「均質な郊外」に別のリアリティーや可能性を浮上させる。

目次

  • 序章 土地の記憶と物語の力—「郊外」の文学社会学のために
  • 第1章 記憶の説話的媒介—多和田葉子『犬婿入り』と三浦しをん『むかしのはなし』を読む
  • 第2章 越境の場所—『犬婿入り』の「町」を歩く
  • 第3章 「町田」と「まほろ」のあいだ—三浦しをん「まほろ駅前」シリーズの「町」を歩く
  • 第4章 郊外のアースダイバー—長野まゆみ『野川』における自然史的時空間の発見
  • 第5章 記憶の伝い—古井由吉『野川』、あるいは死者たちの来たる道
  • 第6章 この平坦な町で大人になっていくということ—北村薫「円紫さんと私」シリーズの「町」と「路」
  • 終章 記憶の場所としての郊外

「BOOKデータベース」 より

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