佐多稲子 : 政治とジェンダーのはざまで
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佐多稲子 : 政治とジェンダーのはざまで
翰林書房, 2021.6
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サタ イネコ : セイジ ト ジェンダー ノ ハザマ デ
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人名索引: p364-366
Contents of Works
- 佐多稲子小伝 : 他者という鏡
- 詩からの出発 : 仮面から素面へ
- 小説への転身
- 「女工」もの五部作 : 走る、泣く、揺れる「女工」たち
- 「煙草工女」の語りの構造 : 母の顔と党員の妻の顔
- 「別れ」 : 乳を搾る女
- 「牡丹のある家」の位置 : 「くれない」につながる転換点
- 「樹々新緑」 : 目覚めと苦悩
- 「くれない」 : 政治、生活、文学の転機
- 敗戦直後の評論活動 : 使命感とともに
- 「みどりの並木道」 : 空虚な明るさ
- 「夜の記憶」 : 二つの夜の明暗
- 「渓流」(1) : ある女系家族の終焉
- 「渓流」(2) : 〈わが家〉はなぜ失われたか
- 「黄色い煙」と「ばあんばあん」をめぐって : 時事問題の取り込み
- 若杉鳥子 (1) : 階級格差と男女格差
- 若杉鳥子 (2) : 闊達な女語りの魅力
- 壺井栄「廊下」 : 逆境の下での夫婦愛
- 大谷藤子「須崎屋」 : 母子幻想の崩壊