ヘンリー・ジェイムズとその時代 : アイルランド、アメリカ、そしてイギリスへ
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ヘンリー・ジェイムズとその時代 : アイルランド、アメリカ、そしてイギリスへ
悠書館, 2021.9
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Henry James
ヘンリージェイムズとその時代 : アイルランドアメリカそしてイギリスへ
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ヘンリー・ジェイムズ ト ソノ ジダイ : アイルランド、アメリカ、ソシテ イギリス エ
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Note
参考文献: p268-276
Contents of Works
- アイルランドから新大陸アメリカへ
- ヘンリー・ジェイムズの小説理論
- 『ロデリック・ハドソン』論
- ロマンスとしての『アメリカ人』
- 『ワシントン広場』の謎
- 『ある婦人の肖像』論. 1 自由なる自我の破綻そして描かれなかった結末
- 『ある婦人の肖像』論. 2 ジェイムズはなぜラルフを死なせたか?
- 『鳩の翼』論
- 語りの構造とヒーロー
- ヘンリー・ジェイムズのアメリカ
Description and Table of Contents
Description
1904年、ヘンリー・ジェイムズは20年ぶりに故国アメリカを訪れ、各地を見て回った。商業主義、画一化、機械文明…世紀の転換期にすさまじい勢いで変化するアメリカを、「不安なる観察者」は鋭い目でとらえてゆく—。アイルランド移民の祖父が新大陸で築いた富を背景に、有閑階級となりコンコードの超越主義者たちと交流した父のもと、自由な教育を受け哲学者となった兄、そしてイギリスに渡り作家として成功したヘンリー。新大陸アメリカと旧大陸ヨーロッパという異文化の対立を題材にした「国際小説」で、複数の視点による謎めいた「意識のドラマ」を展開し、20世紀モダニズム文学の先駆者の一人とされるジェイムズの「意識と形式」への美学を、作品と人物像からたどる。
Table of Contents
- 序章 アイルランドから新大陸アメリカへ—ジェイムズ家の三世代
- 第1章 ヘンリー・ジェイムズの小説理論
- 第2章 『ロデリック・ハドソン』論—未必の故意の物語
- 第3章 ロマンスとしての『アメリカ人』—過剰なる想像力の功罪
- 第4章 『ワシントン広場』の謎
- 第5章 『ある婦人の肖像』論(1)—自由なる自我の破綻そして描かれなかった結末
- 第6章 『ある婦人の肖像』論(2)—ジェイムズはなぜラルフを死なせたか?
- 第7章 『鳩の翼』論—複数の視点が織りなすドラマ
- 第8章 語りの構造とヒーロー
- 終章 ヘンリー・ジェイムズのアメリカ—意識と形式の分断
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