性と頓挫する絶対 : 弁証法的唯物論のトポロジー
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性と頓挫する絶対 : 弁証法的唯物論のトポロジー
青土社, 2021.10
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Sex and the failed absolute
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セイ ト トンザ スル ゼッタイ : ベンショウホウテキ ユイブツロン ノ トポロジー
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Note
原タイトル: Sex and the failed absolute
原著 (Bloomsbury Publishing, c2020) の翻訳
Description and Table of Contents
Description
“絶対的なもの”への信仰がついえたとき、性的快楽がそれに接触するための唯一の手段となる。しかしそれは必ず頓挫する運命にある。セクシュアリティは本質的に首尾一貫しないものであるからだ—。カント、ヘーゲル、ラカンを鍵に、現代における「性」を探究し、存在論と観念論の交差点で「弁証法的唯物論」に新たな可能性を見出す。ジジェク哲学の中でも白眉をなす「超重要」理論書、堂々の翻訳刊行!
Table of Contents
- 序論 弁証法的唯物論の向き付け不可能な空間
- 定理1 存在論の視差(知的直観と原型的知性—カントとヘーゲルにおける反省性;ブッダ、カント、フッサール ほか)
- 定理2 人は性を通じて絶対に触れる(性別化された時間の湾曲;図式論—カント、ヘーゲル…そして性における ほか)
- 定理3 三つの向き付け不可能なもの(量子存在論のまぬけな神;倫理的なメビウスの帯 ほか)
- 定理4 抽象化の執拗さ(あそこがロドス島だ、あそこで跳べ!;言語、ララング ほか)
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