イメージかモノか : 日本現代美術のアポリア

書誌事項

イメージかモノか : 日本現代美術のアポリア

高島直之著

武蔵野美術大学出版局, 2021.11

タイトル読み

イメージ カ モノ カ : ニホン ゲンダイ ビジュツ ノ アポリア

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収録内容

  • 観念と物質の乖離 : アンチ・フォームと「もの派」
  • イメージ批判の出発点 : 主体と客体の関係性の瓦解
  • あらかじめ失われたものとしてのイメージ : 中原佑介「見るということの意味」
  • 事物の傷痕と離人症 : アジェとクラインをつなぐ写真実践
  • 反芸術論争の陥穽 : 模型千円札事件公判記録1
  • 芸術概念の解体へ : 模型千円札事件公判記録2
  • 芸術に啓示を与える芸術 : いまだ実現し得ぬ何ものか
  • 無芸術のユートピア : 模型千円札からハプニングへ
  • イメージを失くしモノと対峙する : 李禹煥の概念芸術批判
  • カメラはなんでも写る、映ってしまう : 記憶と記録1
  • ベンヤミン「複製技術論」を超えて : 記憶と記録2
  • なぜ写真=虚像に現実を感じるのか : 闇に向かってシャッターを切る榎倉康二
  • 存在の亀裂のままに : 物質との触覚的な出会いを求めて

内容説明・目次

内容説明

一九七〇年前後のアートシーンにおいてあらわになった観念(イメージ)と物質(モノ)の抗争と対立を解き明かし“見るということ”をめぐる制作と批評の軌跡を検証する。

目次

  • 序章 観念と物質の乖離—アンチ・フォームと「もの派」
  • 1章 イメージ批判の出発点—主体と客体の関係性の瓦解
  • 2章 あらかじめ失われたものとしてのイメージ—中原佑介「見るということの意味」
  • 3章 事物の傷痕と離人症—アジェとクラインをつなぐ写真実践
  • 4章 反芸術論争の陥穽—模型千円札事件公判記録1
  • 5章 芸術概念の解体へ—模型千円札事件公判記録2
  • 6章 芸術に啓示を与える芸術—いまだ実現し得ぬ何ものか
  • 7章 無芸術のユートピア—模型千円札からハプニングへ
  • 8章 イメージを失くしモノと対峙する—李禹煥の概念芸術批判
  • 9章 カメラはなんでも写る、映ってしまう—記憶と記録1
  • 10章 ベンヤミン「複製技術論」を超えて—記憶と記録2
  • 11章 なぜ写真=虚像に現実を感じるのか
  • —闇に向かってシャッターを切る榎倉康二
  • 12章 存在の亀裂のままに—物質との触覚的な出会いを求めて

「BOOKデータベース」 より

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