医療民俗学序説 : 日本人は厄災とどう向き合ってきたか

書誌事項

医療民俗学序説 : 日本人は厄災とどう向き合ってきたか

畑中章宏著

春秋社, 2021.10

タイトル読み

イリョウ ミンゾクガク ジョセツ : ニホンジン ワ ヤクサイ ト ドウ ムキアッテ キタカ

大学図書館所蔵 件 / 109

この図書・雑誌をさがす

注記

参考・引用文献一覧: p230-232

収録内容

  • 「医療民俗学」と「医療人類学」
  • 集団による病の予防
  • 疫病への対処
  • 民間医療の担い手
  • 家伝薬・万能薬の効能
  • 疫病神とウイルス
  • アマビエ・ブームと「物言う魚」
  • 志村けんと「100日後に死ぬワニ」
  • 感染症と「ケガレ」の論理
  • 伝染する流言蜚語
  • タイムカプセルに乗せたい二〇二〇年の「世相」
  • 東京に奉納された「絵馬」
  • 水害伝承を記憶した「祭り」
  • 祭りの起源
  • 八月一五日は、たまらない。
  • 「パワースポット・ブーム」再考
  • 観光資源としての「妖怪」
  • もはや神頼みしかない
  • 観光の終焉と祭りの復権
  • 「まじない」に託す切実
  • 「鯰絵」と「疱瘡絵」
  • 祭りのない夏
  • 下地島の「ヨナタマ」
  • 甲州・信州の「風三郎」
  • 木曽川の「やろか水」
  • 「浅間焼け」と観音堂の石段
  • 目黒の「蛇崩」
  • 京都の「将軍塚」
  • 古代ヤマトの「流行病」
  • 「災害弱者」は救われてきたのか
  • 難民・移民に冷たい国の難民・移民史
  • ある風景が覆い隠す「難題」
  • 「戦争の死者」と日本の民主主義
  • この国に決定的に足りなかったもの

内容説明・目次

内容説明

禍を祓う祈りと呪い。疫病や天変地異などの「厄災」を民俗学的にとらえると見えてくるものとは?災害民俗学の一系譜として“民俗の医療”の端緒をひらく。

目次

  • 1 医療民俗学序説(「医療民俗学」と「医療人類学」;集団による病の予防 ほか)
  • 2 ケガレとコロナ(疫病神とウイルス;アマビエ・ブームと「物言う魚」 ほか)
  • 3 二一世紀の「まじない」(東京に奉納された「絵馬」—新海誠監督『天気の子』;水害伝承を記憶した「祭り」 ほか)
  • 4 災害伝承を旅する(下地島の「ヨナタマ」—津波;甲州・信州の「風三郎」—風害 ほか)
  • 5 「残酷」の時代に(「災害弱者」は救われてきたのか;難民・移民に冷たい国の難民・移民史 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ