完本中国再考 : 領域・民族・文化
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書誌事項
完本中国再考 : 領域・民族・文化
(岩波現代文庫, 学術 ; 439)
岩波書店, 2021.11
- タイトル別名
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中国再考 : その領域・民族・文化
何為中國 : 疆域、民族、文化与歴史
完本中国再考 : 領域民族文化
- タイトル読み
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カンポン チュウゴク サイコウ : リョウイキ・ミンゾク・ブンカ
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注記
監訳: 辻康吾
『中国再考 その領域・民族・文化』 (2014年2月刊 岩波現代文庫) に第3章と終章を加え, 多少の字句訂正を行ったもの
第3章は同書の中国語版『何為中國--疆域、民族、文化与歴史』 (Oxford University Press, 2014) が刊行された際に加わり, 終章は著者の観点を総括した2017年の雲南大学での講演を訳出したもの
内容説明・目次
内容説明
古代中国の天下観はいかにして現代中国の世界観へと転じたのか。中国内部での国としてのアイデンティティをめぐる多様な議論を歴史的に考察し、中国人の民族的感情の淵源を探って好評を博したオリジナル版現代文庫に、「民族」をめぐる論文と、これまでの研究を総括する講演録を増補した完本版。二〇一四年アジア・太平洋賞大賞受賞作。
目次
- 序章 「中国」の歴史的成り立ちとアイデンティティの混迷
- 第1章 世界観—古代中国の「天下」から現代世界の「万国」へ
- 第2章 国境—「中国」の領域についての議論
- 第3章 「中華民族」の由来—二十世紀上半期の中国知識界の曲折
- 第4章 歴史—長期的に中国文化を考える
- 第5章 周辺—十六、十七世紀以来の中国、朝鮮、日本の相互認識
- 第6章 現実—中国と西側の文化の相違は衝突に到るか
- 終章 「何が中国か?」の思想史—論じられた三つの時代
「BOOKデータベース」 より