終末の起源 : 二つの系譜創造論と終末論

書誌事項

終末の起源 : 二つの系譜創造論と終末論

上村静著

ぷねうま舎, 2021.11

タイトル別名

終末の起源 : 二つの系譜 : 創造論と終末論

タイトル読み

シュウマツ ノ キゲン : フタツ ノ ケイフ ソウゾウロン ト シュウマツロン

大学図書館所蔵 件 / 26

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p225-229

内容説明・目次

内容説明

終末に向けて直進する時間と、いま・ここで、そのつど創造され続ける時間—二つの時間意識の生成と交錯のドラマを追って、古代ユダヤ教とその周辺の諸文書を旅する。原初史物語から黙示文学まで、死海文書からグノーシス文書まで、そしてキリスト教の成立と、イエスとパウロをめぐって、世界像創出のシナリオを描く。来世願望へと導くこの現実への呪いか、公正世界幻想を破壊する知恵と罪の発見か。終末論と創造論の系譜を、キリスト教を生んだ壮大な文書の海を背景に浮かび上がらせる。人間の学としての聖書学の達成。

目次

  • 1 古代ユダヤ教における二つの思想潮流—創造論と終末論(聖書と聖書学;預言者とモーセ五書の思想系譜;創造論の系譜 ほか)
  • 2 グノーシス主義誕生のユダヤ思想史的・時代史的背景—神義論の系譜と三度の対ローマ戦争(ローマ時代のユダヤ思想;セクト運動;ユダヤ人が創造神を憎悪する出来事)
  • 3 イエスとパウロ—創造論と終末論(イエス;パウロ)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ