書誌事項

秘密の戦争 : 共産主義と東欧の20世紀

ティモシー・スナイダー著 ; 松井貴子訳

慶應義塾大学出版会, 2021.11

タイトル別名

Sketches from a secret war : a Polish artist's mission to liberate Soviet Ukraine

タイトル読み

ヒミツ ノ センソウ : キョウサン シュギ ト トウオウ ノ 20セイキ

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注記

解説: 梶さやか

原著 (Yale University Press, c2005) の全訳

内容説明・目次

内容説明

ある時はモダニズムの画家、ある時はポーランド政府の高官、そしてスパイにして反ボリシェヴィキの闘士でもあったヘンリク・ユゼフスキ—。第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧は、動乱の時代を迎えた。ポーランドの東方政策の野望、ウクライナの国家建設の欲望、そしてスターリンのソ連、それぞれの思惑が交錯する境界地帯で、民族主義と共産主義に抗いつづけ、ありえたかもしれないソ連なき東欧という理想を追い求めたヘンリク・ユゼフスキの数奇な生涯を通して20世紀東欧史の最深部を描き出すティモシー・スナイダーの出世作。

目次

  • プロローグ 尋問
  • はじめに キュビスムと密謀
  • 1 巧妙な上昇(信頼;プロメテウス運動のウクライナ;政治という劇場;冬のスパイたち)
  • 2 政治の下降(スターリンの飢饉;ポーランド人へのテロル;革命の準備;奪回作戦)
  • 3 局地戦としての世界大戦(ガラスの家;ナチの占領;女性たちの密謀;共産主義政権下の監獄)
  • エピローグ 再現

「BOOKデータベース」 より

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