時間・円環・救済 : ニーチェの道徳批判を導きの糸にした永遠回帰思想の解明

書誌事項

時間・円環・救済 : ニーチェの道徳批判を導きの糸にした永遠回帰思想の解明

大山真樹著

晃洋書房, 2021.11

タイトル別名

時間円環救済 : ニーチェの道徳批判を導きの糸にした永遠回帰思想の解明

タイトル読み

ジカン・エンカン・キュウサイ : ニーチェ ノ ドウトク ヒハン オ ミチビキ ノ イト ニ シタ エイエン カイキ シソウ ノ カイメイ

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注記

博士学位請求論文 (中央大学, 2019年度提出) を書籍化したもの

書誌情報および参考文献: 巻末p9-16

内容説明・目次

内容説明

ニーチェの中期思想と後期思想とを架橋し、永遠回帰思想の背景に隠れていたやましい良心の克服という哲学的課題を明らかにする。

目次

  • 「やましい良心」という問いから「永遠回帰」という答えへ
  • 第1部 初歩的問題系—人間が道徳に支配されるのはどのようにしてか(道徳とは何か;人間の意志の形成は道徳の歴史である ほか)
  • 第2部 方法論的問題系—道徳批判が可能になるのはどのようにしてか(高貴な道徳と奴隷道徳との通約可能性が意味するもの;誠実さというパースペクティヴの歴史的構成 ほか)
  • 第3部 根本的問題系—道徳が批判されねばならないのはなぜか(生きるということに対する価値評価の利害;やましい良心の絶えざる可能態としての価値評価 ほか)
  • 第4部 中心的問題系—生きることそのものの肯定とは何であるか(やましい良心を克服するために意志はどのような役割を演ずるか;回帰する時間において生きることを肯定する時間は死の瞬間である ほか)

「BOOKデータベース」 より

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