川筋の遊動民バテッ : マレー半島の熱帯林を生きる狩猟採集民
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川筋の遊動民バテッ : マレー半島の熱帯林を生きる狩猟採集民
(生態人類学は挑む, Monograph ; 5)
京都大学学術出版会, 2021.12
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カワスジ ノ ユウドウミン バテッ : マレー ハントウ ノ ネッタイリン オ イキル シュリョウ サイシュウミン
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Note
博士論文「生業経済と市場経済からみた環境認識と利用実践 : マレーシア半島部・クランタン川上流における狩猟・採集・交易実践を事例として」(千葉大学, 2016年提出) を大幅に書き直し新たな考察を加えたもの
参考文献: p313-318
Description and Table of Contents
Description
マレー半島の狩猟採集民バテッ。縦横無尽にひろがる支流を全て記憶し、川の名を子どもに授け、自分の川で死ぬのを理想とする彼らは、地図上の領域で世界を区切る我々とはまったく別の風景をみていた。しかしいま、陸路とプランテーションの開発が迫るなかで世代がくだるごとに空間認識は変化しはじめている。川と陸路の風景のせめぎあいが私たちに問いかけるものとは…
Table of Contents
- 第1章 川とともに暮らす
- 第2章 川筋の小王国ヌガラと領域型国家
- 第3章 遊動生活と川筋世界の変容
- 第4章 継承される生活と動植物利用
- 第5章 陸路と市場経済
- 終章 バテッの暮らしが問いかけるもの
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