忘却の野に春を想う
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忘却の野に春を想う
白水社, 2022.1
- タイトル読み
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ボウキャク ノ ノ ニ ハル オ オモウ
並立書誌 全1件
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忘却の野に春を想う / 姜信子著 ; 山内明美著
BC12008314
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忘却の野に春を想う / 姜信子著 ; 山内明美著
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内容説明・目次
内容説明
朝鮮からのコメ難民の一族に生まれ、周縁に追いやられた民の声に耳を傾けてきた姜信子と、南三陸のコメ農家に生まれ、近代以降に東北が受けた抑圧の記憶と3・11で負った深い傷を見つめ続ける歴史社会学者・山内明美による、近代を問い、命を語る往復書簡。
目次
- 奪われた野にも春は来るのだろうか/わたしは一度も春を見たことがないのかもしれない
- 春なき修羅の歌/大津波から八年目の朝に
- 失われた世界の「うた」、来たるべき世界の「うた」/近代で測れない“余白”
- カミさまの不在/北極星としての生
- ひそやかに「水のアナキスト」宣言/抑圧が埋め込まれ続ける土地で
- 杭の打ち合いからの逃走/DMZを考える
- ケモノになる/行き詰まりのなかで
- 終わりとはじまり/九年目の“三陸世界”で
- 命をつなぐ/生き方の骨格
- つながりをつなぐ、水俣への語りの旅/近代国家が内包する排他的愛
- 耳たちの民主主義/近代の業と非人(かんじん)
- すんならじょろりば語りましょうかい/〈三陸世界〉から見つめ続ける
- あとがきにかえて この世は「いのちの母国」であれ/近代を包み込んでも余りある世界
「BOOKデータベース」 より