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忘却の野に春を想う

姜信子, 山内明美著

白水社, 2022.1

タイトル読み

ボウキャク ノ ノ ニ ハル オ オモウ

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内容説明・目次

内容説明

朝鮮からのコメ難民の一族に生まれ、周縁に追いやられた民の声に耳を傾けてきた姜信子と、南三陸のコメ農家に生まれ、近代以降に東北が受けた抑圧の記憶と3・11で負った深い傷を見つめ続ける歴史社会学者・山内明美による、近代を問い、命を語る往復書簡。

目次

  • 奪われた野にも春は来るのだろうか/わたしは一度も春を見たことがないのかもしれない
  • 春なき修羅の歌/大津波から八年目の朝に
  • 失われた世界の「うた」、来たるべき世界の「うた」/近代で測れない“余白”
  • カミさまの不在/北極星としての生
  • ひそやかに「水のアナキスト」宣言/抑圧が埋め込まれ続ける土地で
  • 杭の打ち合いからの逃走/DMZを考える
  • ケモノになる/行き詰まりのなかで
  • 終わりとはじまり/九年目の“三陸世界”で
  • 命をつなぐ/生き方の骨格
  • つながりをつなぐ、水俣への語りの旅/近代国家が内包する排他的愛
  • 耳たちの民主主義/近代の業と非人(かんじん)
  • すんならじょろりば語りましょうかい/〈三陸世界〉から見つめ続ける
  • あとがきにかえて  この世は「いのちの母国」であれ/近代を包み込んでも余りある世界

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC12224240
  • ISBN
    • 9784560098776
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    256p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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