書誌事項

個と普遍 : レヴィナス哲学の新たな広がり

杉村靖彦, 渡名喜庸哲, 長坂真澄編 ; [馬場智一ほか著]

法政大学出版局, 2022.1

タイトル読み

コ ト フヘン : レヴィナス テツガク ノ アラタナ ヒロガリ

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注記

2019年11月16日・17日(早稲田大学)、11月30日・12月1日(京都大学)に行われた国際シンポジウム「個と普遍 エマニュエル・レヴィナスと「極東」の思考」の記録

その他の著者: ハノック・ベン=パジ, キム・ヒョンジュン, レア・カルマンソン, 合田正人, 小手川正二郎, フローラ・バスティアーニ, 平石晃樹, 村上靖彦, ジャン=フランソワ・レイ, 藤岡俊博, 樋口雄哉, 平岡紘, 佐藤香織, クリスティアン・レスナー, フランソワ=ダヴィド・セバー, ジャン=ミシェル・サランスキ

収録内容

  • 東方イスラエリット師範学校校長としてのレヴィナスと伝統 / 馬場智一著
  • 東西のあいだの現代ユダヤ哲学 / ハノック・ベン=パジ著 ; 小野和, 渡名喜庸哲訳
  • レヴィナスにおける〈東方〉についての極端な思考 / 渡名喜庸哲著
  • 孟子と顔の倫理 / キムヒョンジュン著 ; 吉野斉志訳
  • 内部性とはなにか / レア・カルマンソン著 ; 石井雅巳訳
  • 道徳と宗教をめぐる一考察 / 合田正人著
  • 質料的現象学の限界における「社会存在」の重量 / 杉村靖彦著
  • 「子どもをもつ」とはいかなることか / 小手川正二郎著
  • 倫理的ケアの関係はありうるのか / フローラ・バスティアーニ著 ; 村上暁子訳
  • 享受と傷 / 平石晃樹著
  • 住処の内破としての児童虐待 / 村上靖彦著
  • 母胎の震えのように / ジャン=フランソワ・レイ著 ; 松葉類訳
  • 利己愛から利益へ / 藤岡俊博著
  • レヴィナスと「記憶不可能な過去」 / 長坂真澄著
  • ジャン・ヴァールの下降的超越とレヴィナス / 樋口雄哉著
  • 音と記号 / 平岡紘著
  • 〈われわれ〉の存在論 / 佐藤香織著
  • 対話的差異の弁証論 / クリスティアン・レスナー著 ; 樽田勇樹訳
  • 法、愛、現象学 / フランソワ=ダヴィド・セバー著 ; 犬飼智仁訳
  • レヴィナスと「非存在論的な突破口」 / ジャン=ミシェル・サランスキ著 ; 伊藤潤一郎訳

内容説明・目次

内容説明

東洋と西洋、“自”と“他”の境界をめぐる新たな対話。20世紀の倫理学に根源的な転回をもたらしたレヴィナス。そのいまだ汲み尽くされざる可能性について、東方/東洋の伝統思想やユダヤ思想史からの視点、ケアや医療分野での応用、現代哲学からの新たな解釈という全3部からアプローチした国際シンポジウムの記録。仏、米、墺やイスラエル、韓国など海外の研究者、日本のベテランから若手まで総勢20名による多彩な論考が、これからの倫理の扉をひらく。

目次

  • 第1部 レヴィナスと「東方/東洋」(東方イスラエリット師範学校校長としてのレヴィナスと伝統—世界イスラエリット同盟アーカイヴ所蔵文書を読む;東西のあいだの現代ユダヤ哲学—マルティン・ブーバーとエマニュエル・レヴィナス;レヴィナスにおける“東方”についての極端な思考—ジュディス・バトラーからの批判に対して ほか)
  • 第2部 レヴィナスとケアの倫理(「子どもをもつ」とはいかなることか—反出生主義に抗するレヴィナス;倫理的ケアの関係はありうるのか—レヴィナスとともにケアを考える;享受と傷—“同”の内なる“他”としての主体性をめぐって ほか)
  • 第3部 レヴィナスと新たな対話(利己愛から利益へ—レヴィナスとジャンセニスム;レヴィナスと「記憶不可能な過去」—カントおよびシェリングを経由して;ジャン・ヴァールの下降的超越とレヴィナス ほか)

「BOOKデータベース」 より

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