「男らしさ」のイデオロギーへの挑戦 : ジェンダーの視点からメルヴィルを読む

書誌事項

「男らしさ」のイデオロギーへの挑戦 : ジェンダーの視点からメルヴィルを読む

高橋愛著

晃洋書房, 2022.1

タイトル別名

Defiance to the ideology of “manhood" : reading Melville from a perspective of gender

男らしさのイデオロギーへの挑戦 : ジェンダーの視点からメルヴィルを読む

タイトル読み

オトコラシサ ノ イデオロギー エノ チョウセン : ジェンダー ノ シテン カラ メルヴィル オ ヨム

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注記

学位論文「ハーマン・メルヴィルの小説における「男らしさ」からの逸脱」をもとにしたもの

著者「高橋」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え

引用文献: 巻末pv-xi

収録内容

  • 序章
  • トンモとは何者か
  • 身体の傷と男の主体
  • 畏怖される男
  • クィークェグの不定形の男性像
  • ピエール・グレンディニングの性
  • ケアが揺るがす男らしさ
  • 「平和の使者」と彼を取り巻く男たち
  • 終章

内容説明・目次

内容説明

文学の側から男らしさを問う。オルタナティブなものが存立する可能性に目を向けようとはせずに特定の規範を押し付けてくる社会への抵抗の書。ミドルクラスの白人で異性愛の男という地位への抗い。男らしさの諸相を描き続け、男らしさを覇権的な理念に固定させまいとした作家への新照射。

目次

  • 序章
  • 第1章 トンモとは何者か—『タイピー』における男の主体
  • 第2章 身体の傷と男の主体—『ホワイト・ジャケット』における男らしさ
  • 第3章 畏怖される男—『白鯨』におけるエイハブの主体
  • 第4章 クィークェグの不定形の男性像—『白鯨』における男らしさのオルタナティブ
  • 第5章 ピエール・グレンディニングの性—『ピエール』における曖昧なもの
  • 第6章 ケアが揺るがす男らしさ—「ベニト・セレノ」における男のケア
  • 第7章 「平和の使者」と彼を取り巻く男たち—『水夫ビリー・バッド』における男らしさの混乱
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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