ルドルフ・オットー『聖なるもの』と世紀転換期ドイツ : 信仰と近代学問の相克
著者
書誌事項
ルドルフ・オットー『聖なるもの』と世紀転換期ドイツ : 信仰と近代学問の相克
晃洋書房, 2022.1
- タイトル別名
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Rudolf Otto
神学と宗教学の狭間で : R.オットー『聖なるもの』をめぐって
ルドルフオットー聖なるものと世紀転換期ドイツ : 信仰と近代学問の相克
- タイトル読み
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ルドルフ・オットー『セイナル モノ』ト セイキ テンカンキ ドイツ : シンコウ ト キンダイ ガクモン ノ ソウコク
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注記
博士論文「神学と宗教学の狭間で : R.オットー『聖なるもの』をめぐって」 (東京外国語大学, 2017年) に加筆・修正を行ったもの
資料・参考文献: 巻末p5-13
内容説明・目次
内容説明
キリスト教信仰の自明性が揺らぎ、宗教的世界観が危機的情況にある中で、オットーは何を見出したのか?世紀転換期ドイツにおいて、信仰と近代学問は相互に緊張をはらんだ関係にあった。そのダイナミクスを体現する著作であるR・オットー『聖なるもの』を軸として、当時の学的議論に内在しつつ、これを深く規定していた宗教的・精神的情況を浮き彫りにする。
目次
- 第1部 宗教的・社会的情況における危機(宗教的・社会的情況;オットーにおける宗教・政治・学問—ナウマンとの対比から)
- 第2部 「宗教」をめぐる学的情況(一九世紀神学における学問と実践;カント・フリースの宗教哲学;民族心理学において現れる宗教という主題—W・ヴントへの批判)
- 第3部 危機への対処としての『聖なるもの』(R・オットーにおける「宗教的アプリオリ」理解—トレルチとの対比において;オットーとジェイムズ—現象と実在、合理性と非合理性の間の緊張;オットーとバルト—絶対他者)
「BOOKデータベース」 より