村上春樹とフィクショナルなもの : 「地下鉄サリン事件」以降のメタファー物語論
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村上春樹とフィクショナルなもの : 「地下鉄サリン事件」以降のメタファー物語論
幻戯書房, 2022.2
- タイトル別名
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村上春樹とフィクショナルなもの : 地下鉄サリン事件以降のメタファー物語論
- タイトル読み
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ムラカミ ハルキ ト フィクショナルナ モノ : チカテツ サリン ジケン イコウ ノ メタファー モノガタリロン
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内容説明・目次
内容説明
地下鉄サリン事件を起こした麻原彰晃へ、小説家としての「負い目」を感じる村上春樹—『アンダーグラウンド』以降、どのようにこれを払拭するのか?『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』をメタファー物語論で読み解き、村上春樹の新たな挑戦と試みを差し出す画期的な論考。
目次
- 第1章 アクチュアルかフィクショナルか—大江健三郎の批判がもたらしたもの
- 第2章 小説家の負い目—麻原彰晃に負けた村上春樹
- 第3章 メタファー・ゲームとしての物語
- 第4章 華やぐメタファー—『海辺のカフカ』を読む1
- 第5章 量子論的な不可能性をどう回避するか—『海辺のカフカ』を読む2
- 第6章 1Q84年あるいは月が二つ浮かぶ世界—『1Q84』を読む1
- 第7章 メタファーと物語のモーメント—『1Q84』を読む2
- 第8章 二つの障害「騎士団長」の出現と「秋川まりえ」の失踪—『騎士団長殺し』を読む1
- 第9章 消滅と出現のメタファー・ゲーム—『騎士団長殺し』を読む2
- 第10章 記号操作からメタファー構造へ
「BOOKデータベース」 より