近代伝記の形成と東アジア : 清末・明治の思想交流

書誌事項

近代伝記の形成と東アジア : 清末・明治の思想交流

森岡優紀著

京都大学学術出版会, 2022.2

タイトル別名

近代伝記の形成と東アジア : 清末明治の思想交流

タイトル読み

キンダイ デンキ ノ ケイセイ ト ヒガシアジア : シンマツ・メイジ ノ シソウ コウリュウ

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注記

日本学術振興会令和3 (2021) 年度科学研究費助成事業 (科学研究費補助金)、研究成果公開促進費 (学術図書)、課題番号21HP5004の助成を受けたもの

主要参考文献: p318-325

内容説明・目次

内容説明

東アジアの近代性の原点を伝記から探る。中国近代化において注目される梁啓超ら知識人の存在。清末および明治における文化交流のなかで近代伝記の成立過程を辿る。中国のナショナリズムの発端を啓蒙運動に見出すなど、近代性の原点を解明する。

目次

  • 序章
  • 第1章 東西交流で変容する伝記観—清末の雑誌と海外の人物略伝
  • 第2章 西洋偉人伝の始まり—日本と中国のワシントン伝
  • 第3章 中国の近代伝記と明治日本—吉田宇之助、早田玄洞、梁啓超の三つの『李鴻章』
  • 第4章 歴史としての伝記—日清戦争戦記『中東戦紀本末』と梁啓超『李鴻章』
  • 第5章 伝記の政治性—『殉難六烈士伝』と日本の「六士伝」
  • 第6章 東アジアの歴史認識と志士伝—朝鮮の金玉均伝と日本
  • 結語

「BOOKデータベース」 より

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