語りと主観性 : 物語における話法と構造を考える

書誌事項

語りと主観性 : 物語における話法と構造を考える

阿部宏編

ひつじ書房, 2022.2

タイトル別名

Narrative and subjectivity : thinking about discourse and structure

語りと主観性 : 物語における話法と構造を考える

タイトル読み

カタリ ト シュカンセイ : モノガタリ ニオケル ワホウ ト コウゾウ オ カンガエル

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注記

参考文献あり

収録内容

  • 単純過去の主観的用法とイストワールの起源 / 平塚徹執筆
  • 自由間接話法、光と影の研究史から : "Tomorrow was Christmas."と"I am to blame for everything."について / 鈴木康志執筆
  • ドイツ語の自由間接話法 / 嶋﨑啓執筆
  • 語りの中の匿名の発話行為 / 阿部宏執筆
  • メタファーおよびメトニミーの成立過程における主観的な弁別の解消 : 中和の理論の転義への応用 / 川島浩一郎執筆
  • The Inheritors (1955) における焦点化の問題 : 主観性の揺らぎをめぐって / 小林亜希執筆
  • 自由間接話法の周辺 : 主観化の文脈効果と語りの文から自由間接話法までの連続体 / 田原いずみ執筆
  • 一人称小説における自由間接文体と中動態 : モディアノの場合 / 赤羽研三執筆
  • レチフ・ド・ラ・ブルトンヌにおける一人称の語りの多層性とその変遷 / 石田雄樹執筆
  • プルーストにおける自由間接話法と分身の声 / 吉川一義執筆
  • フローベールの〈主観的語り〉(自由間接話法と視点) の文脈依存性について : 『ボヴァリー夫人』『感情教育』『純な心』の場合 / 松澤和宏執筆
  • 自伝的フィクションにおける「私」の多重性 : ミュッセ『世紀児の告白』とランボー『地獄の季節』の比較を中心に / 深井陽介執筆
  • マンガの主観表現から言語の主観表現を考える / 出原健一執筆
  • 一人称詞を用いた引用発話に潜む「声」 : 日仏対照の観点から / 牧彩花執筆
  • 三人称小説における語り手の視点 : ドイツ語の〈三人称的〉語りと日本語の〈一人称的〉語り / 三瓶裕文執筆

内容説明・目次

目次

  • 第1章 話法と構造(単純過去の主観的用法とイストワールの起源;自由間接話法、光と影の研究史から—“Tomorrow was Christmas.”と“I am to blame for everything.”について;ドイツ語の自由間接話法 ほか)
  • 第2章 物語と主体(The Inheritors(1955)における焦点化の問題—主観性の揺らぎをめぐって;自由間接話法の周辺—主観化の文脈効果と語りの文から自由間接話法までの連続体;一人称小説における自由間接文体と中動態—モディアノの場合 ほか)
  • 第3章 言葉とイメージ(マンガの主観表現から言語の主観表現を考える;一人称詞を用いた引用発話に潜む「声」—日仏対照の観点から;三人称小説における語り手の視点—ドイツ語の“三人称的”語りと日本語の“一人称的”語り)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC13236121
  • ISBN
    • 9784823411052
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvii, 377p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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