書誌事項

カワウが森を変える : 森林をめぐる鳥と人の環境史

亀田佳代子 [ほか] 著

京都大学学術出版会, 2022.3

タイトル読み

カワウ ガ モリ オ カエル : シンリン オ メグル トリ ト ヒト ノ カンキョウシ

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注記

その他の著者: 前迫ゆり, 牧野厚史, 藤井弘章

文献あり

内容説明・目次

内容説明

漁業に損害を与え森を枯らす害鳥か、良質な肥料を提供し人々に親しまれる益鳥か。日本に広く分布するカワウは、地域や時代によって人との関係性が変わる不思議な鳥である。その背景には地域ごとの歴史があり、地元の人が育んできた自然管理の技術があった。鳥類生態学、森林生態学、歴史民俗学、環境社会学の4視点で、日本ならではの動物と人の未来のあり方を提言する。

目次

  • 1 カワウはなぜ人が利用する森にすむのか—森とカワウと人の関係(鳥の視点 森にすむ水鳥、カワウ;森の視点 カワウがすむ森、オオミズナギドリがすむ森 ほか)
  • 2 「昔はカワウはいなかった」—琵琶湖の森とカワウのせめぎ合い(森の視点 琵琶湖が育む照葉樹林—カワウは森をどう変えたのか;鳥の視点 カワウによる竹生島と伊崎の森への影響 ほか)
  • 3 カワウの恵みとムラの知恵—知多半島の森とカワウの共存史(鳥の視点 鵜の山の森とカワウの変遷;森の視点 カワウがすむ里山の今—糞採取終焉50年後の森林をたどる ほか)
  • 4 カワウと森と人から広がる世界—森とカワウの未来(社会の視点 共存におけるコミュニティの役割;人の視点 民俗知識を現代にどう生かすか ほか)

「BOOKデータベース」 より

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