ゴシック新論 : 排除されたものの考古学

書誌事項

ゴシック新論 : 排除されたものの考古学

木俣元一著

名古屋大学出版会, 2022.2

タイトル別名

Repenser le gothique : une archéologie des exclus

タイトル読み

ゴシック シンロン : ハイジョ サレタ モノ ノ コウコガク

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注記

令和3年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費「学術図書」)の助成を受けて刊行されたもの

収録内容

  • オルタナティヴなゴシック像に向けて
  • ロマネスクからゴシックへ?
  • ロマネスクでもゴシックでもないもの
  • ゴシックとイル=ド=フランス
  • 人像円柱というロマネスク的伝統
  • 石材に斜めから取り組む彫刻技法と人像円柱
  • サン=タルヌー=ア=ニヴリーヌの一二世紀の彫刻
  • ゴシック建築における円柱と古典主義
  • コリント式柱頭
  • ゴシックとマイクロアーキテクチャの問題系
  • キャノピー・モティーフとその展開
  • 装飾小円柱の系譜と一二世紀の作例
  • シャルトル大聖堂「王の扉口」の装飾小円柱
  • ヨーロッパ北部の装飾小円柱
  • 複数形で長いゴシック

内容説明・目次

内容説明

美術史・建築史のマスター・ナラティヴに組み込まれている「ゴシック誕生」。しかし、中世ヨーロッパ建築・彫刻の驚くべき多様さはその直線的な語りから排除されてきた。大聖堂を飾る人像円柱やマイクロアーキテクチャなどの豊かな造形に光を当て、時代様式を超えた新たなゴシック像を提示する。

目次

  • オルタナティヴなゴシック像に向けて—排除から回収へ
  • 第1部 「ゴシック誕生」の問題系—起源創出のレトリックを問う
  • 第2部 ロマネスクとゴシックのあいだ—人像円柱
  • 第3部 「古典主義的」ゴシック
  • 第4部 周縁と細部の考古学(1)—マイクロアーキテクチャ
  • 第5部 周縁と細部の考古学(2)—シャルトル大聖堂「王の扉口」と装飾小円柱
  • 複数形で長いゴシック—ひとつの処方箋として

「BOOKデータベース」 より

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